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3DS『バッジとれ~るセンター』でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
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目次
概要
初公開年 | 1954年 |
ジャンル | ゴジラ映画 |
監督 | 本多猪四郎 |
主なキャスト | 宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬 |
Amazonビデオのページ | ゴジラ(1954年) |
あらすじ
太平洋の小笠原諸島近海の船が次々と、謎の沈没事故を起こす。
大戸島の古老(高堂国典)は、大戸島の伝説の怪物ゴジラの仕業だと話す。
映画について
- ゴジラ映画の第一作目。
- 1億円の製作費をかけて、作ったらしい。
今の価値に直すと、約6億円。(消費者物価指数)
- 古生物学者の山根恭平博士(志村喬)の娘、山根恵美子(河内桃子)が、40年後の山根恵美子として『ゴジラvsデストロイア(1995年)』出演しています。
詳しくは「夫からもちょっと言わせてくれ」にて。
今まで私が観た、ゴジラ映画
- 『シン・ゴジラ』(2016年)
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感想
今現在観ても、大変おもしろかった。
勘違いしないでほしいのは、『ゴジラ』は特撮映画ではあるが、重要なのはドラマの部分だということ。
ゴジラという未知のものが現れた時、人間はなにを考え、どう行動するのか。
またどんなことに葛藤をするのか、というのも見どころの1つ。
音楽も大変良かった。
『シン・ゴジラ』で既に聞いているものもあったが、感動を覚えた。
1954年の技術
1954年公開ということは、今から63年前の映画である。(2017年時点)
CGなんてものは無い時代なので、ミニチュアや合成技術等で、ゴジラの大きさを表現したり、破壊をしたりしている。
CGやVFXに見慣れてしまった人がほとんどだと思うが、この技術はその年代を考えるとすごいことなのだ。
なお、今作は、もちろん白黒。
ちなみにDVDはHDリマスターされているので、私が観た『ゴジラ』はなかなかの綺麗さだった。
ゴジラとシン・ゴジラ
『ゴジラ』と『シン・ゴジラ』、私はまだこの2つしか、ゴジラ映画は観た事がない。
(『シン・ゴジラ』を先に鑑賞)
その私が、二つの作品を観て、感じた事、思ったことを書いて行く。
- 顔
『シン・ゴジラ』のゴジラの顔が気持ち悪いとか、ゴジラっぽくないなどと言われていたそうですが、『ゴジラ』を観て思うのは、原点回帰だったのだなと思う。
- オマージュ
『シン・ゴジラ』の方に『ゴジラ』のオマージュが多く見られる。
展開もよく似ているが、パクリではない。
- 目線
『ゴジラ』は学者と市民の目線の脚本。
『シン・ゴジラ』は学者と政府の目線の脚本。
「ゴジラが現れた時、どうする?」をフィクションとノンフィクションで表しているように感じた。
- 水爆や原爆
2作品とも、核爆弾の怖さとゴジラをかけている。
見るなら字幕付き
難しい言葉も出てくるので、字幕を付けることをオススメします。
水爆実験
今作で重要なワードとなる「水爆実験」について。
水爆実験とは、海上で行う核爆弾を使った実験(核実験)のこと。
映画が公開される8ヶ月前にアメリカ軍の水爆実験によって発生した放射性降下物(死の灰)を浴びた、第五福竜丸に乗っていた船員23名全員が被爆した。
このこともあり、反核運動が盛んになった日本。
『ゴジラ』でもこの影響を受けている。
まとめと評価
映画が作られた時代背景をどれだけ理解し、想像できるか。
これに尽きる気がします。
ミニチュアがちゃっちいとか、着ぐるみ感とか、白黒とか、セリフの言い方などなど、時代背景についてのみ語り、低評価している方がかなりいて、残念に思います。
ちなみに第二次世界大戦が終わったのは1945年。
この映画の9年前です。
『シン・ゴジラ』のレビューはこちら
→ 映画「シン・ゴジラ」 レビューbyとも
総合★★★★☆
脚本★★★★☆
演出★★★★☆
映像★★★★☆
Amazonビデオのページはこちら
→ ゴジラ(1954年)
夫からもちょっと言わせてくれ
『ゴジラvsデストロイア(1995年)』に、今作と同じ役で山根恵美子(河内桃子)が登場します。
作中は、まさにこの『ゴジラ(1954年)』の40年後の世界を描いており、共通のキーワードも多数あります。
『シン・ゴジラ』で『ゴジラ』に興味を持ち、この1作目の『ゴジラ』を観た人には、『ゴジラvsデストロイア』の鑑賞もオススメしたいです。
とはいえ、『ゴジラvsデストロイア』は「平成シリーズ」と言われる一連作品の最後。
話もそれなりに繋がっているため、可能であれば順番に観た方が良いです。
平成シリーズは以下の通り。
- 『ゴジラ(1984年)』
- 『ゴジラvsビオランテ(1989年)』
- 『ゴジラvsキングギドラ(1991年)』
- 『ゴジラvsモスラ(1992年)』
- 『ゴジラvsメカゴジラ(1993年)』
- 『ゴジラvsスペースゴジラ(1994年)』
- 『ゴジラvsデストロイア(1995年)』