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映画レビュー

映画「かぐや姫の物語」 レビューbyとも

2016年11月13日

イメージ画像

映画のイメージ

3DS「バッジとれ~るセンター」でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
画像のキャラクターと映画は一切関係ありません。
3DS「バッジとれ~るセンター」のレビューはこちら
→ HOMEメニューにかざれる バッジとれ~るセンター レビューbyとも

概要

初公開年 2013年
ジャンル 長編アニメ
監督 高畑勲
主なキャスト 朝倉あき、地井武男、宮本信子

 

映画について

スタジオジブリ制作で、高畑勲監督のアニメーション映画。
キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。
水彩画が特徴的。

1・原作

日本最古のSFと呼ばれる「竹取物語」が原作。
「竹取物語」は、いつ書かれたものなのか、誰が書いたものなのか、わかっていない。(平安時代初期ではないかと推測されている)
その奇妙で、不思議な物語は、今現在でも通用する物語でもある。
この物語を高畑勲監督の解釈で描かれた。

 

2・遺作

キャストの1人である地井武男さんは、今作が遺作。
実は、作画完成前に声を吹き込むプレスコ形式の映画なので、公開の2年前、亡くなる1年前には、声のお仕事が終了しているのです。
なので公開年としては、これが遺作。
ちなみに、ほとんどの翁の声は地井武男さんなのですが、彼の死後、セリフの変更や調整などで、計6シーンの再収録が必要となったため、代役に三宅裕司さんを起用し、収録しています。
しかし、どこが代役だったのか、まったく分かりませんでした。
集中して観ていたからでしょうか・・・。

 

今まで私が観た、高畑勲監督の監督作品

  • 『火垂るの墓』(1988年)
  • 『おもひでぽろぽろ』(1991年)
  • 『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)
  • 『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年)

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感想

水彩画

着物の動きひとつひとつ、草や木、森や竹が美しい。
怒り、悲しみのシーンにもどこか優雅さが残るのは、その水彩画のせいだと思われます。
あの柔らかいタッチを、時間と人と労力を費やし、完成させたのは脱帽です。

 

独自の解釈

高畑監督が独自に解釈したこの『かぐや姫』。
ものすごくリアリティがありました。
学生時代に読んだ竹取物語は、「なぜこうなったの?」という所があったのですが、それをリアリティをもって仕上げてくれました。
だからこそ説得力があるのです。

 

キャスティング

キャスティングですが、素晴らしいの一言です。
こんなにマッチしているキャスティングはなかなかありません。
特に、かぐや姫役・朝倉あきさんと、媼(おうな)役・宮本信子さん。
素晴らしかったです。

 

欠点

CGがほんの少し使われています。
それが、あの世界観と合わないのです。
そこだけがガッカリでした。
また、予告の完成度が低い。

 

これから観る方へ

これから観る方に伝えたいことはただ1つ。
この映画の重要なところは、「沈黙」にあると思います。
かぐや姫はセリフがないところでも、物事を考え、次の行動をとっています。
その「沈黙」の間、かぐや姫はなにを感じ取り、なにを考えて、本当はどうしたかったのか、を読み取ることが重要です。
今まで、痛快アクション映画のような、「なにも考えずに、ただ観ているだけで楽しい映画」しか観てこなかった人にとっては、「どうしてそうなったのか」なんて、わかるはずがありません。
かぐや姫の気持ちになって観ていくと、あなたの感情は揺さぶられると思います。 

 

ネタバレと評価

以下、ネタバレの為、評価を先に。

総合★★★★★
脚本★★★★★
演出★★★★★
映像★★★★★

以下ネタバレが含まれています。見ても大丈夫な方のみスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

ネタバレ

キャッチコピーにもなっている、「姫の犯した罪と罰」ですが、いろんな解釈ができると思います。
夫婦で映画館で鑑賞しましたが、いつも価値観が揃う二人ですら、意見が違ったほどです。

他の方のレビューで、「よくわからなかった」という方がいました。
映画の中で「これが罪で、これが罰だったんだよ」と言ってしまう、味わいもセンスもない映画ではありませんから、そこはご自分で考えてほしいと思います。
観終わった後の、その考える作業が楽しいではありませんか。

 

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