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3DS『バッジとれ~るセンター』でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
画像のキャラクターと映画は一切関係ありません。
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目次
概要
初公開年 | 1993年 |
ジャンル | バイオレンス |
監督 | 北野武 |
主なキャスト | 北野武、国舞亜矢、渡辺哲、勝村政信、寺島進、大杉漣 |
あらすじ
村川(北野武)は、北島組の傘下、村川組の組長である。
ある日、北島組組長(親分/逗子とんぼ)から、「兄弟分である、沖縄の中松組が阿南組と抗争をしている。手打ちになるだろうから、沖縄に行ってくれ」と頼まれる。
北島組の手下と共に、沖縄に来た村川組一行。
早々と阿南組による攻撃を受ける。
今まで私が観た、北野武監督の監督作品
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感想
当ブログ読者の「C-rex」さんからオススメされて観たのですが、「オススメしてくれてありがとう!!!」です。
オススメされなかったら、観なかった映画でした。
ほんとに観て良かった。
カメラワーク
おもしろいカメラワークで、独創性があります。
「ここ撮らないで、ここ撮るの?」という箇所もあり、驚きながら観ていました。
ヤクザって意外と大変
観ていてふと思ったのですが、ヤクザって仕事、意外と大変な気がしました。
いろんな車を運転できなきゃならないし、縄の縛り方も覚えなきゃならないし、たくさんいる組員の名前、組の構成図も覚えなきゃならない。
ナワバリの状況も逐一チェックして、兄貴分(子分)のお世話もある。
頭の回転も必要だし、私には絶対無理です。
とても良かった
演出もおもしろいし、脚本もいい。
観客をいい具合に裏切ってくれ、予想がつかない展開。
いつ何が起きても、不思議ではなく、一瞬足りとも、見逃せない。
コメディ部分とシリアス部分、この静と動の時の、自分の感情の起伏が激しかったです。
コメディ部分では笑い、安心して観られるのに、シリアス部分になると、ハラハラして、怖かった。
向いている人、向いていない人
銃の撃ちあいがあるので、出血がダメな人は観られませんが、同じ北野映画の『アウトレイジ』より、残虐性は少ないです。
また、想像力も必要だと思います。
なぜ、その行動をとったのか、なぜ、その発言をしたのか、など、心情や性格を読み取る力がない人は、きっとつまらないで終わります。
ゲーム『龍が如く3』
冒頭で「沖縄」と聞いて、PS3『龍が如く3』を思い出した。
ストーリーが進むにつれ、『龍が如く3』との類似点が見つかった。
きっと、この映画をオマージュしている。
だって『龍が如く3』の登場人物の一人、名嘉原茂が、上地役の渡辺哲さんにそっくりだもの。
まとめとネタバレと評価
ヤクザの抗争やバイオレンス部分から、目をつぶりたくなるようなシーンもありますが、男気に惚れました。
皆、かっこいいです。
以下ネタバレのため、評価を先に。
総合 ★★★★★
脚本 ★★★★★
演出 ★★★★★
映像 ★★★★★
以下ネタバレが含まれています。見ても大丈夫な方のみスクロールしてください。
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ネタバレ
▼優しさと、愛情と、男気
村川の優しさ、愛情、男気。これに惚れる。
ラストはびっくりしたけれども、あれが村川の愛情だよね。
ケンの男気もよかった。
「自分は逃げずにその場にいる」ということが重要で、あのシーン、とてもよかったです。
▼本当にあれは亭主だったのか
幸(国舞亜矢)が車の中で「だってこの車、私の亭主のだもん」というセリフがある。
それを受けて、ウィキには「とある人物」が(幸の亭主)と書かれている。
本当にそうだろうか。
会話は、
村「なんで俺が送ってかなきゃいけねぇんだよ。俺、運転あまり、うまくねーんだぞ、おめー」
幸「いいじゃない、べつにー」
村「よかねーよ」
幸「だってこの車、私の亭主のだもん」
村「なんだ、おまえそれ」
村川が運転中に「あんまり運転したくない」という意味で言った後、言うセリフ。
この亭主というのは、「とある人物」のことではなく、村川のことではないだろうか。
運転を嫌う、村川に、「私の亭主である村川が、何言ってんの。自分の車なんだから運転してよね」という意味で、冗談ぽく、好きだとアピールしているシーンではないだろうか。
この映画について調べたわけではないので、「とある人物」が本当に幸の亭主かもしれない。
しかし、私はこう考察してみた。