スマホ用基本無料アプリとして配信されたパズルゲーム『Q』の3DS版。
Xbox One版も販売されている。
3DS版の特徴としては、アプリ版からの厳選200問に加え、3DS版オリジナルの問題が100問収録されている。
3DSオリジナル版は2画面を使った問題が多い。
3D表示には非対応。
横向きで使う場合もある。問題の文章横の緑の↓が向いている方が下。
ジャンル名の「物理演算パズル」が示す通り、今作は物体にかかる重力や、反動、てこの原理等を利用して解くパズルゲームである。
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目次
概要
「↓」をクリックすると展開します。
『Q』のルール クリア条件
タッチ操作でオブジェクトを描き、出現させ、画面に記された達成条件を満たすことでクリアとなる。
例えば、
この画像の問題の場合、下画面の黒いエリアに何か図を描き、ドミノ倒しを成功させるのが目的。
- 描いた図は物理法則に従って落下する。
- 図の大きさや密度によって重さが変わる。
- 重さが変われば、かかる力も変わる。
- 描いている間は、その図はその場に固定される。
- 固定されていても、他のものに影響は与える(ぶつかったものが跳ね返るとか)。
- タッチを離した瞬間、重力に従う。
- 一度描いたものは消せない。
邪魔になることも多々。 - Lボタンでリトライ。
描いたものは消え、最初からあるものは開始時の状態に戻る。 - 十字キー上ボタンでイグジット。
そのステージから出る。 - リトライとイグジットのボタンは、オプション→キーコンフィグで変更可能。
この辺りが主なルールか。
アプリ版とXbox One版は未プレイ。
なので、3DS版との細かい違いはわからない。
良い点
歯ごたえのある問題の数々
今作は全体的にかなり難易度は高い。
前半から苦戦するものも出てきた。
ヒントはほぼない。
その分、頭をひねらせ上手く解けた時の喜びは大きい。
また、スマホ版では1000問くらい出ているらしいが(課金かどうかはわからない)、3DS版は300問。
十分だと思う。
自由度の高いシステム
「物理演算」を利用するパズルゲームは結構あるが、自分で描いたものを利用するのは、おもしろいアイデア。
問題も具体的な解法を求めるものは少なく、達成条件さえクリアできれば、どんな手順で何を描いても良い。
さきほどのドミノにしても、○を書こうが□を書こうが何個書こうが自由だし、ドミノの途中に書いたって良い。
ユニークな問題
某ゲームや某特撮をモチーフにした問題。
また、椅子に座ったキャラクターを隣に移動させる「つめてあげて」といった、具体的ではない達成条件。
そんな、ちょっとクスッとなるようなユニークな問題もある。
不満点
運が絡む
「物理演算」は、「摩擦」はあまり考慮されていないようである。
しかし物体にかかる力はかなりシビアに設定してあり、少し位置がずれて触れただけで、動きが大きく異なる。
そのため、適したオブジェクトを描いたつもりでも、微妙な位置の差、高さの差で動きが異なる。
そこまで判断して的確に描くのは難しい。
また、動きがある問題や、ボールが存在する問題の場合、リトライする度に挙動が異なる場合がある。
運はかなり必要になる。
思ったように描けない
元々スマホで操作するゲームだからか、描いた線がかなり太い。
そのため、繊細な線を使った図は描けない。
シビアな「物理演算」がかかるゲームだけに、思った通りの図が描けないのは痛い。
タッチ操作の判定も悪く、描いている途中なのに「描き終わった」扱いになることも多い。
別オブジェクトに隣接するように描くのも難しく、引っかかるように描こうとするとペンが動かなくなり、描き直す羽目になることも。
画面の端に描くのも難しい。
プレイ時間
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 13時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) | なし |
総評
解き方がわかっているのに、操作性のせいでクリアできない。
といった状況にはよくなる。
しかし、その自由度の高いシステムや、ユニークな問題の数々はおもしろい。
元々スマホの基本無料ゲームってことを踏まえると、割高感はある。
課金要素や問題のクオリティを考慮すると、妥当な線なのかもしれないが、いかんせんスマホ版は未プレイなのでわからない。
自由で高難度のパズルゲームが好きな人には、良い選択肢であるかと。
ロード時間も無いので快適である。
総合評価 ★★★☆☆
シナリオ ーーーーー
操 作 性 ★★☆☆☆
システム ★★★★☆
キャラクター ーーーーー
ビジュアル ★★☆☆☆
音 楽 ★★★☆☆