今日のレビューは、『真・女神転生Ⅱ』。
俺がアトラスを好きになるきっかけとなった作品です。
SFC 版、PS版、GBA版とさまざまな機種で出ていて、どれもクリアはしていますが、最初にプレイしたSFC版について書いていきます。
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目次
概要
ゲーム内容
不穏なBGMとSEで始まるタイトル。
舞台は20XX年。
ICBMが投下され滅んだ東京の上を覆うように、メシア教団なる宗教団体が都市を建造。
「TOKYOミレニアム」と呼ばれるその都市は、教団の統治により、整然と統率されている。
その世界の仕組みを知り、裏を知り、主人公が何を想い、何を選択するか。
といったストーリー。
良い点
システム
- 悪魔会話で敵を 仲魔 に引き込み、共に戦う
- 悪魔同士を合体させ、新たな悪魔を作りだす
- 補助魔法を駆使して挑む難易度の高い戦闘
- 高速オートバトル
- 迷路のようなダンジョンと オートマッピング
- 行動や選択によって分かれる マルチエンディング
『真・女神転生』を印象づける数々のシステムは、この頃から(「真・女神転生」の時点で)既に確立していました。
メガテンが元祖ではないシステムもありますが、そのどれもが当時流行っていたゲームと違っていて、衝撃的だった。
ダークな世界設定
映画『リベリオン』のような偽りの理想郷と、それに抗うストーリーは、好きな人にはたまりません。
悪魔や天使、各宗教の様々な神や化物がごった返し、電脳要素も混ぜたサイバーパンクな雰囲気も相まって、すっかり虜になってしまいました。
緊張感のある戦闘
戦闘の難易度は高めで、ボスクラスなら補助魔法をしっかり使わなければ、まともにダメージを与えられません。
物理攻撃を反射する敵もいて、うかつにオート戦闘をすれば一瞬で全滅します。
ボス前にセーブポイントが親切に置いてあるわけもなく、倒す前も、倒した後も油断できません。
超低確率ですが、ダンジョンで「魔人」と呼ばれる強力な悪魔に遭遇することもあり、いろんな意味で緊張感は、かなりのもの。
人によっては嫌な要素だと思いますが、俺はこの緊張感がお気に入りでした。
絵や音楽も雰囲気に合っている
悪魔のデザインは個性的でおもしろく、 ドット絵 も原画を上手く表現しています。
動いたり、目が光ったりと表現も凝っています。
後で知ったことなのですが、悪魔のドット絵は、原画の金子一馬氏本人が打っていたとのこと。
音楽も、サイバーパンクな今作にマッチした、良いものでした。
不満点
バグが多い
有用なものも、迷惑なものも含めて、バグは多い方。
始まるはずのイベントが始まらなかったり、進行不能になったり。
リセットで直るものも多いですが、難しめの作品だけに、バグが多いのは困りました。
バランスが悪い
アトラスのゲームは戦闘バランスが良いものが多いが、今作はあまりよくなかったです。
まず攻撃魔法が恐ろしく弱く(バグかも?)、合体剣や銃が異常に強い。
急に敵が強くなったり、いつまでもセーブができないところも。
不親切な作り
昔のゲームにありがちですが、全体的に説明不足だったり、ダンジョン構成等も不親切なところがありました。
メガテン特有の悪魔全書や 仲魔 の成長といった要素も、今作にはありません。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 不明(少なくとも5周) |
購入した関連本 | 悪魔大事典 (真・女神転生2) 真・女神転生 グリモア―CHAOS MUSEUM 真・女神転生 正典―Digital Devil Story―Lawful Chronicle 真・女神転生 悪魔事典 女神転生十年史 真・女神転生 年代記 |
所持しているサウンドトラック | 真・女神転生 バトルテーマコレクション |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
真・女神転生(PS) 真・女神転生II(PS、GBA) 真・女神転生if...(PS) 真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス(PS2) 真・女神転生III-NOCTURNE マニアクスクロニクルエディション(PS2) 真・女神転生 STRANGE JOURNEY(DS) |
総評
悪魔や宗教、SFの要素もあり、雰囲気は最高。
最初にプレイしたのが今作だったため、「メガテン=東京」よりも「メガテン=近未来ディストピア」のイメージが強い。
俺の趣味の方向性を決定付けた一作であり、思い出補正で満点をつけたいぐらいです。
だがしかし、バグと戦闘バランスの酷さから目を背けるわけにはいきません。
まぁ、そうは言ってもクリアできないことはないですし、難易度自体、他のメガテンよりは、やさしめ。
今プレイするならば、任天堂のバーチャルコンソールか、ソニーのゲームアーカイブスで。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |