評価:4.5
21年4月30日発売の、PS5『Returnal(リターナル)』。
真エンドに到達しました!
とても難しかったですが、クリアできるもんですね。
これで心置きなくレビュー記事を書くことができます。
主な良かった点
- プレイヤー自身がレベルアップする難しさ
- SFミステリーの雰囲気抜群
- こだわりのユーザーインターフェース
主な不満点
- 図鑑の単色表示
- オボライト保管庫
- 中断セーブができない
この記事は発売直後に公開したファーストレビューを改編したものです。
今作の攻略記事も書きました。
-
シューティングがヘタでも『Returnal(リターナル)』をクリアできた理由(わけ)
90時間以上かけて高難度弾幕ローグライクTPS『リターナル』をクリア!シューティング下手でもクリアできた、その方法をご紹介します。
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目次
概要
ゲーム内容
『Returnal(リターナル)』は、主人公・セレーネを操作して未知の惑星・アトロポスを攻略していく TPS です。
セレーネは死ぬたびにスタート地点に戻ります。
ステージ構成、出現する敵、登場するアイテムなど、ほぼ全ての要素がそのループごとに異なります。
セレーネが死ぬと、獲得した装備品や資源(オボライト)を全て失います。
上昇したステータスもリセットされます。
今作はゲームを終了すると強制的にスタート地点に戻されます。
中断する時はPS5のレストモード(つまりスリープモード)を活用するか、死んだ直後に終了するようにしましょう。
残るもの
- エネミー図鑑やデータログなどの情報系
- ソードやテレポートなどの行動機能を拡張する装備
- エーテル(上限30)
- 武器の追加能力(武器を使うことでアンロック。次回からはアンロック済み)
- アンロックしたアーティファクト(死ぬと失うが、道中に登場するようになる)
- 特殊な扉を開くための鍵(主に次のエリアに行くための鍵)
なので死んだ後に、倒し済みのボスに再挑戦する必要はありません。
カギ以外の報酬が再度欲しい時は挑戦しても良いと思います。
悪性アイテム
道中にはリスクなく開けるコンテナや拾えるアイテムがありますが、「悪性」と書かれたものは注意が必要です。
悪性コンテナなどは、開いたり拾ったりするときに確率でスーツに故障をきたします。
良いアイテムなどが手に入りますが、リスクもある。ということです。
エーテルを指定個数消費することでリスクをなくせます。
故障は、
- 防御力低下
- マップが不具合を起こす
- ダッシュなどが連続して使えなくなる
などがあり、条件を満たすことで修理ができます。
↑の画像で言うと「パラサイトを収集する」と、「マップが暗号化する」が解消されます。
パラサイト
道中で発見する「パラサイト」は、スーツにつけることでメリットとデメリットの両方を得る生命体です。
5体まで寄生させることができます。
有用な効果がありますが、デメリットも大きいのがあるので、ご利用は計画的に。
パラサイトを除去できる消費アイテムや、装置も存在します。
アーティファクト
アーティファクトは、有用な効果のみ得られるアイテムです。
持っているだけで効果があるものと、条件を満たすと効果を発揮するものがあります。
道中で手に入ることもあります。
オボライトを消費することで生成する装置もあります。
スタート地点にある「クトノス」というオブジェクトにエーテルを収めることで、新たなアーティファクトをアンロックすることも可能です。
クトノスに収めるエーテルは、回を追うごとに増えていきます。
バトルに関して
バトルは敵の弾幕攻撃をかわしながら射撃をする TPS が基本スタイル。
射撃武器はそれぞれ「通常攻撃」と「セカンダリファイア」があり、L2トリガーを深く押すことで切り替えられます。(コンフィグで変更あり)
セカンダリファイアは強力ですが、連続使用はできません。
通常弾も弾は無限に使えますが、撃ち続けると一時的に弾切れを起こします。(時間を置くか、タイミングよく射撃ボタンで補充)
敵を連続で倒すと「アドレナリンレベル」が上昇し、攻撃の威力や範囲などが強化されます。
「アドレナリンレベル」は、ダメージを受けるとリセットされます。
仇討ち
#PS5Share, #Returnal アプデで仇討ちがちゃんと出るようになりました。
エーテルがもらえますが、かなり強いのがでてくるので、ご注意を。(みなと) pic.twitter.com/uYDjweueEt— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) May 20, 2021
アップデート後、死んだ別プレイヤーの仇討ちができるシステムが実装されました。
オンラインに繋げている状態にしていると、ステージ中にスカウト(別プレイヤー)の死体を発見することがあります。
その死体をスキャンすることで、死ぬ瞬間のようすがわかり「仇討ちする」「装備品を受け取る」を選ぶことができます。
仇討ちを選んだ場合は、そのエリアが封鎖され強力な敵が現れます。
倒すことで、エーテルを得られます。
装備を受け取る場合は、エーテルを消費します。
その場合、その死体を倒すことでエーテルを得られます。
良い点
プレイヤー自身がレベルアップする難しさ
「死んだら始めから」という、ライトゲーマーを突き放しまくりの ローグライク 。
そこへ弾幕シューティングの要素を合わせ、これでもかと難易度を上げた作品です。
最高に難しく、最高に楽しい。です。
9時間かけて最初のボスを倒しましたが、その立ち回りも少しずつ良くなり、自分自身の成長を感じられます。
真エンドに到達した現在では、ラスボスすら余裕を持って戦えるようになりました。
SFミステリーの雰囲気抜群
ただ死を繰り返してバトルするだけじゃありません。
- なぜループするのか
- 自分以外の誰かがいるのか
- なぜ家があるのか
など、先が気になるミステリー要素も。
ちなみに↑の家にはゲームデータを全てダウンロードしてからでないと入れません。
こだわりのユーザーインターフェース
マップをはじめとした UI(ユーザーインターフェース) やメニュー画面は、「宇宙服のアームディスプレイを見ている」という設定を活かした表現方法。
大変雰囲気が出ていますし、マップは3D表示で非常に見やすいです。
不満点
図鑑の単色表示
雰囲気的にはバッチリなメニュー画面ですが、図鑑も単色表示なのはちょっと不満です。
特に敵はかなり色彩豊かで見栄えがするものが多いので、ぜひカラーで鑑賞したかったです。
オボライト保管庫
オボライトを投入することでエーテルを得られる「オボライト保管庫」。
エーテルを消費すればオボライトを得られるので、疑似的に「死ぬ前にオボライトを貯めて置ける装置」として機能します。(レートは異なりますが)
オボライトを投入した場合、一定量に達するとアーティファクトも得られる装置ですが、一定量に達するまで再利用できないのは不満です。
オンラインで他プレイヤーが利用することで目的の数値に達しますが、これがなかなか貯まりません。
下手すると次のループに入っても利用できないまま。
アップデートによりエーテルの消費量が跳ね上がりましたし、使い勝手がかなり悪い装置になってしまいました。
中断セーブができない
ゲームアプリケーションを終了すると、最初のエリアに戻る仕様の今作。
そのため、中断する際はPS5の「レストモード」を利用することを推奨しています。
レストモードは、要するにスリープモード。
電源は落ちていません。
アプデで再起動されてしまった場合も死亡扱い。
アプリエラーで終了した場合も死亡扱い。
中断して外出してる時などに、不測の事態で電源が落ちることもあるかもしれません。
もちろん、その場合も死亡扱いです。
中断セーブさせるとデータコピーなどで不正ができるからだとは思いますが、フェアにプレイしている人が被害をこうむるような仕様は困ります。
という風にはできないのでしょうか?
少なくともスーファミの『風来のシレン』ではできていました。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約115時間 |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 74% |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
『Returnal(リターナル)』の総合評価・レビュー
- 死んだら初めから
- 攻略が超難度
- 少しずつアップデートされる装備
といった感じで、方向性としては『Dead Cells』に近い作品でした。
予想していたより5倍難しく、5倍楽しいです。
爆速のロード時間や、トリガーの押し方で変わる射撃。
細かく臨場感あふれる振動も、PS5ならでは。
メチャクチャ操作感が良く、気持ちよく戦える点も魅力ですね。
自身の成長を実感できるので、達成感を味わいたい人に、特にオススメです!
ただ、セーブ周りの仕様やシステム面で印象が良くないのも事実。
人を選ぶ作品です。
今後のアプデ次第では、大きく評価が変わる可能性もあります。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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