評価:4.5
2024年2月22日に『スプラトゥーン3』の有料 DLC「エキスパンション・パス」の追加要素『サイド・オーダー』が配信されました。
早速エンディングまでプレイしたので、感想とゲーム内容をお伝えします。
主な良かった点
- 適度な難易度
- ハイセンスなビジュアルと音楽
主な不満点
- 中ボスが少ない
ネタバレは最小限ですが、クリア後要素についても触れますので、ご了承ください。
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目次
概要
ゲーム内容
『サイド・オーダー』の始め方
『サイド・オーダー』は、『スプラトゥーン3』の追加ストーリーです。
遊ぶには『スプラトゥーン3』本編と、有料DLCである「エキスパンション・パス」が必要です。
オフラインでも遊ぶことができます。
主人公の設定
『サイド・オーダー』の主人公は、オクトリングの「8号」。
『スプラトゥーン3』本編の主人公とは別人ですので、改めて設定が必要です。
あくまで『サイド・オーダー』内でのみの設定ですので、『スプラトゥーン3』本編には反映されません。
秩序の塔
『サイド・オーダー』は、階層ごとのお題をクリアしながら、1階ずつ塔を登り最上階を目指すゲームです。
まずは低難易度・低階層のチュートリアルステージを攻略していきます。
チュートリアルをクリアすると、いよいよ ローグライト としての本番が始まります。
今作のローグライト要素を簡潔にまとめると、
- 塔攻略前にカラーパレット(ブキ)を決める
- 塔攻略前にシンジュを使って自身の能力を強化する
- 攻略中は後戻りできない(エレベーター内ではセーブして中断が可能)
- 塔内で倒れると、塔の外に出されて1Fから攻略し直す
- 倒れた時に持っていたカラーチップやネリコインは、倒れた時点でシンジュに変換される
- そのシンジュを使い、自身の強化などをして、次の攻略に挑む
- 出てくるカラーチップやステージ構成・お題などは、塔を攻略するたびに変化する
という感じでしょうか。
要するに、
という作品です。
塔攻略時は最大ライフが「1」ですが、シンジュを使って「2」以上にできます。
この強化は塔攻略失敗でもリセットされないので、どんどん挑んでシンジュを作り、自身を強化すると攻略が楽になっていく。
というシステムになります。
階層ごとのお題
- 敵が出現するポータルをすべて壊す
- エリアを確保して守る
- 逃げ回る敵を倒す
- プロペラヤグラをゴールまで運ぶ
という感じに、階によってクリア条件が異なります。
1ステージあたりは2分もかからないくらいです。
カラーチップ
ステージを始める前には「カラーチップ」が渡されます。
カラーチップは、さまざまな効果があります。
ステージをクリアすると塔内のお金である「ネリコイン」を獲得できます。
ステージは選択制で、選んだステージによってもらえるカラーチップが異なり、クリア時の報酬も異なります。
難易度やクリア条件などは事前にわかるので、自分のブキや実力、欲しいチップなどを考えながら選択しましょう。
あらかじめシンジュを使って、選択肢をリロードできるようにできるので、安全に攻略したい場合は解禁しておきましょう。
▼ボーナスとトラブル
ステージによっては、「ボーナス」や「トラブル」が発生することがあります。
選択時にわかります。
「ボーナス」は、
- カラーチップフィーバー
そのフロアにいる間だけ空きスロット全部にカラーチップがセットされる - ボーナスチャレンジ
「スペシャルを使わない」など、追加のお題をクリアすると獲得ネリコインが加算される
の2種類です。
「トラブル」は追加で難易度が上がる現象で、
- フロア内が暗闇になる
- 敵が大幅強化される
- ヒメドローンが使えない
などランダムでマイナス効果が付きます。
できれば選びたくありませんが、選ばなかった場合、のちの階層でトラブル発生率が高くなるようです。
できるだけ影響の少ないステージで消化していくと良いでしょう。
ステージ開始前にエレベーターに戻れば、コインを支払うことでフロアの選択のし直しができます。
厳しそうならそうしましょう。
自販機
自販機のフロアでは、敵が出現しません。
ネリコインを使って、カラーチップやボム切り替えなどを購入できます。
体力が減っている場合は、体力回復アイテムも売っています。
同一自販機から同じ物を購入する場合、2個目以降の金額は大きくなります。
ヒメドローン
攻略の相棒として「ヒメドローン」が付いてきます。
ヒメドローンは獲得したカラーチップ次第で、ボムやスペシャルを使ってくれます。
8号が掴まれば滑空もしてくれますし、攻略のヒントになることも言ってくれます。
ロッカーとカギ
塔の外にはロッカーがあり、開けると新しいブキ(カラーパレット)や、『スプラトゥーン3』本編で使えるプレート、イイダの開発日記などが手に入ります。
ロッカーのカギは、塔の10F、20F、30Fをクリアすることで手に入ります。
それぞれ所定の階層を初回クリアした時にもらえます。
なので、多くのカギを手に入れるためには色んなブキで攻略する必要があります。
コレクション
ゲーム中に獲得したカラーチップや、遭遇した敵の情報は、「コレクション」で確認できます。
カラーチップは発見した数によって追加でシンジュがもらえるので、こまめにチェックしておきましょう。
「イイダの開発日記」は、読むと『スプラトゥーン3』本編のロッカーに貼れるステッカーを獲得できます。
クリア後要素
『サイド・オーダー』をクリアすると、『スプラトゥーン3』本編で使用できるさまざまな要素が解禁されます。
- エモート
- ギア
- バッジ
- クリア時のブキ(レプリカ)
が使えるようになります。
クリア後にサイド・オーダーに戻るともらえます。
クリア後は、ハイカラスクエアを利用できるようになります。
お店の品ぞろえは他の街と同じですが、利用額によってハイカラスクエア専用のバッジがもらえます。
クリア後に『サイド・オーダー』に戻ると、塔の右側に「ユメエビ」が出現します。
ここではシンジュを支払うことで『スプラトゥーン3』本編のロッカーで使えるオキモノやステッカー。
プレートやギアをもらえます。
良い点
適度な難易度
シンジュによる強化をしていない状態ではかなり弱く、いきなりのクリアは難しい仕様です。
ですが、攻略に行けば行くほどシンジュが増え、どんどん強化できるようになります。
つまり、飽きずにさまざまな展開を楽しむことができ、倒れても無駄にならず、回数をこなせばいずれはクリアできる難易度。
というバランスです。
他にも、「コインを払ってその場で復活できる機能」を追加させることもできます。
このジャンルとしては多くの救済措置が用意されていて、初心者にも優しい作りだと感じました。
ボリューム満点
実力がある人はすぐにクリアしてしまうと思いますが、クリア後もできることは多いです。
ロッカーのカギを手に入れるには各ブキで遊ぶ必要がありますし、オキモノやプレートなどもたくさん手に入ります。
性能は既存ブキと一緒ですが、見た目にこだわりたいなら狙いましょう。
カラーチップや敵の情報は、何度も手に入れたり倒したりすることで充実していきます。
もちろん、ハイカラスクエア解禁をして切り上げてもいいですし、ガッツリ遊んでもリターンがある仕様です。
僕もこの記事を書いたあと、また登ります!
ハイセンスなビジュアルと音楽
全体的にビジュアルデザインはハイセンスで、白い街も塔の内部も見応えがありました。
カラーチップのデザインや、チップをはめた時の音。
インクのラメ色や、敵の異質さ。
どれを取ってもハイセンスでした。
特にラストバトルとエンドロール。
CD欲しい!
不満点
中ボスが少ない
敵の種類はそれほど多くなく、中ボスに至っては3体のみ。
10Fと20Fそれぞれで、3体の中からランダムで中ボスが選出されます。
ですが3体しかいないので、中ボス戦に関しては代わり映えしない内容だと感じました。
クリア時にもらえるブキが別物
『サイド・オーダー』内での筆は、サブがカーリングボムで、スペシャルがウルトラハンコでした。
ですが、クリア時にもらった「オーダーブラシ レプリカ」のサブスペは、既存のホクサイと同じでした。
おそらく他のブキも同様に、クリア報酬でもらえるブキは既存と同じ構成になるかと思います。
まぁ既存じゃないブキがもらえると、クリアしていない人との差がついてしまって、オンラインゲームとしては良くないとは思いますが・・・。
バトルでも使ってみたいと感じてしまいました。
「今後のアプデで追加予定のブキ構成を先行して体験できる」というものだと良かったです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードコンテンツ |
プレイ時間 ※記事作成時点 |
約6時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
スプラトゥーン2(Switch) スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション(Switch) スプラトゥーン3(Switch) |
『サイド・オーダー』の総合評価・レビュー
『スプラトゥーン2』のアイドルであるテンタクルズにスポットが当たった追加コンテンツでした。
『2』からスプラに入った僕としては、非常に感慨深いものがあり、楽しんでプレイできました。
「スプラ的ローグライト」を誰でも楽しめる形に調整してあり、全体的な完成度も高いと感じました。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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スプラトゥーン3 感想・レビュー byとも / これぞ沼!正統進化を遂げたイカシューティング
新要素も増え、遊びやすくなった『Splatoon3』。特に感激した点を良い点として書き記しました。ナワバトラー楽しい!