評価:5
本日のレビューは、『Marvel's Spider-Man』。
2018年に発売され、絶大な人気を博したオープンワールドゲームです。
マーベルコミックのスーパーヒーロー『スパイダーマン』。
日本でも複数の映画が公開されていますし、馴染みのあるヒーローですね。
そんなスーパーヒーローになりきれる今作の感想・レビューいってみます。
ストーリーのネタバレなしです。
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目次
概要
ゲーム内容
舞台はニューヨーク。
主人公はスパイダーマン(ピーター・パーカー)です。
愛称はスパイディ。
手首から出る蜘蛛の糸(ウェブ・シューター)を駆使して、ニューヨークの街を縦横無尽に飛び回ります。
- 敵集団をバッタバッタとなぎ倒す格闘戦
- 静かに敵を仕留めるステルス戦
- パズル的ミニゲーム
などが楽しめます。
『スパイダーマン』という作品の要素が詰まっていますが、ストーリーはゲームオリジナルとなっています。
良い点
超美麗・爽快なオープンワールド
舞台となるニューヨーク。
この大都市をオープンワールドゲームにしたのは、本当にスゴイです。
↑の画像、見えてる建物全てに登れます。
屋内は別マップ扱いです。
スパイダーマンのウェブスイングは非常に爽快で、ビルの間をギュンギュン飛びまわれます。
使いこなすのには慣れも必要ですが、移動だけでも楽しい。
ファストトラベルが快適
ファストトラベル(ワープ)のポイントも細かく用意されています。
とっても快適!
ワープ中のロード時間は短いうえに、ロード中に表示される「地下鉄に乗るスパイディの様子」もコミカルなので、気になりません。
市民に近いスパイディ
ニューヨークの街は、一般市民も大勢行き交っています。
中には、スパイダーマンとハイタッチをしてくれる市民も(経験値が入る)。
サブクエストも市民からの依頼が多く、「スパイダーマンというキャラクターは、市民に近い存在」というのがよくわかります。
スパイダーマンの性格も軽めで、SNSを使っていたり、親近感わきます。
充実のフォトモード
フォトモードでは、とても多くの設定ができます。
「コミック風」や「監視カメラ風」のフレームも用意されていて、撮影が楽しいです。
「自撮り風」では、スパイダーマンがカメラ目線になったりと、細かいこだわりが見えます。
ファンが喜ぶ小ネタの数々
登場するヴィラン(悪役)はもちろん、小物やエピソードに原作を彷彿とさせるものがいくつも出てきます。
中には、他のマーベル作品(『アベンジャーズ』等)に関連する物も登場します。
今作は『スパイダーマン』を知らなくても楽しめる作品ですが、ファンならさらに感動する要素が詰まっています。
不満点
リサーチステーション
ストーリーの中盤から挑戦できる「リサーチステーション」。
クリアすると「リサーチトークン」が手に入り、「ファストトラベルのワープ先」にも指定できるようになるので、ぜひクリアしたいところですが億劫でした。
通常の攻略とは別の操作性が求められます。
まぁ、それはゲームのメリハリ的には構わないのですが・・・。
数が多いし、他では役に立たないテクニックばかり求められてしまいます。
ストーリー的にもチョット微妙でした。
まず「リサーチステーションを調べた時」に必ず問題が起きるのも不自然です。
問題解決した後のセリフも毎回「これで有用性があると判断するはず」といったもので、「はず」を使いすぎで頼りないと感じました。
潜入パート
ストーリーの随所で、スパイダーマンとは別のキャラクターを操作する場面があります。
戦闘能力のない人物なので、敵に見つからないように進むのですが・・・テンポが悪かったです。
緊張感はありますが、ちょっとしたことで見つかりますし、不自然にガラス片ばかり落ちてますし、ストレスになりがちでした。
後半はマシになりましたが、必要なパートだったのかは疑問です。
ステルス戦の扱い
全体的に「ステルス戦」は扱いが低いと感じました。
「拠点攻略」という寄り道もあるのですが、最初だけステルスで、あとは格闘戦。
各地の突発的な犯罪も、ほぼ格闘。
「チャレンジ」で登場するステルスも、求められるのはスピードで、多彩な戦法とかは重視されません。
せっかく色々できるのに、もったいなかったです。
ラストに関して
ネタバレというわけではないのですが、ラストに関して少し特筆したいことがあります。
ラスト前に警告が出る
ラストのイベントを始める前に「クリア前に能力をアップデートするラストチャンスですよー」と警告が出ます。
親切。
ちなみにクリア後にアップデートすることはできます。
クレジット中にムービーあり!
クリア後はクレジットが流れますが、クレジット中にムービーが差し込まれます。
クレジット(スキップ不可) → ムービー → クレジット(スキップ可) → ムービーという感じです。
ですから、「とりあえず流しとこう」というような感じで放置するのは推奨しません。
スタッフクレジットをスキップしても、ムービーは流れますので、しっかりと見ておきましょう。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約30時間 |
トロフィー 状況 | 100% |
トロコン 難易度 | 難しめ |
総評
非常に高クオリティで、完成度の高いオープンワールドゲームでした。
『スパイダーマン』を知らなくても、楽しめると思います。
「不満点」を挙げはしましたが、どれも些細なもの。
全体的に満足度は高いです。
少し戦闘難度は高めだと感じたので、アクションに自信のない方は難易度を下げてプレイしましょう。
アップデートで QTE も簡単にできるようになりましたし、誰にでもオススメできる作品です。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
やはり最初は操作方法がイマイチわからないため、戦闘も自由に飛びまわるのも、つまらなく感じていました。
しかし、だんだんと操作方法を覚えていき、技を覚えて行くと、戦闘も自由に飛びまわるのも、すごく楽しくなりました。
特に楽しかったのは「ステルス戦」。
けれど、ステルス戦だけで終わらず、必ずバトルになってしまうのは、残念でした。
またスパイダーマンとの共同での侵入パートは楽しかったですが、単独での潜入パートはイマイチに感じました。
そもそも「あの状況でよく潜入するな」と思ってしまいました。
すごいなと感じたのは、グラフィック面やオープンワールドはもちろんのこと、ラジオのジェイムソンの話や、スパイダーマンのあおり文句。
すべてをちゃんと訳して、吹き替えて話しているので、かなり膨大な量だったと思います。
素晴らしかったです。
スパイダーマンを知らなくても、知っていても楽しめる内容だったと思います。
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