今回はWiiU『ゼノブレイドクロス』をレビューします。
ゼノシリーズの第4弾にあたりますが、話の内容は全て繋がっていません。
プレイヤーはNLAの民間軍事組織「BLADE(ブレイド)」に所属することになります。
主な任務は「ライフポイントの探索」「惑星ミラの探索」「NLAの治安維持」。
キャラクターが乗り込めるロボット「ドール」の開発が進むと、乗れるようになり、さらに開発が進むと飛べるようになります。
スポンサーリンク
目次
概要
ゲーム内容
西暦2054年。
異星文明の争いに巻き込まれようとする地球。
事前に察知した政府は「地球種汎移民計画」を立ち上げ、地球を脱し、攻撃から逃れようとする。
世界各国からたくさんの移民船が飛び立つも、脱出前に異星人に攻撃され、無事に脱出できた船はわずか。
地球から脱出して2年が経過。
脱出に成功した移民船「白鯨」が不時着したのは「惑星ミラ」だった。
人々は白鯨の居住ユニットを「NLA(ニューロサンゼルス)」と命名し、新しい惑星で生きていくことを決意する。
オープンワールド
今作は「惑星ミラ」を舞台にした オープンワールド ゲームです。
複数の大陸をシームレスに冒険できます。
移動方法は徒歩やドール(ロボット)。
ゲームが進めば、空だって飛べます。
スキップトラベルも完備。
キャラクターカスタマイズ
主人公は、アバターキャラです。
容姿や性別も変更可能で、作中はしゃべりません。
装備品の見た目はそのままゲームに反映されるほか、見た目だけ適用させる「ファッション装備」もあります。(ゲーム途中で解禁)
ドールも装備品によって見た目が変化します。
カラーリングを好みに変えることも可能です。
エネミー図鑑
前作にはなかった、エネミー(敵キャラ)図鑑があります。
紹介はもちろんのこと、オーバード(前作でいうユニークモンスター)だと、全ブレイドによる、戦闘結果集計が見られます。
実際のプレイヤーがその敵をどれだけ倒したか、倒されたかがカウントされています。
ちなみに倒した数が最も少ないのは「流浪のソルン(ビースト・サルタート属)」で2,029体。
一番倒されている「秘奥のジョーカー(インセクト・プラッタ属)」は3,168,631体。
レベル上げに利用されているため、かなりの数が倒されていますが、その差はかなりのものですね。(データは16年9月27日時点)
詳しくはのちほど。
あと番号も振ってほしかった。
数えるの一苦労でした・・・。
▼エネミー図鑑 わたしの成果
このゲーム、かなり敵が多いのです。
しかもレアものもゴロゴロ。
エネミー全制覇を諦め、本編をクリア後、しばらく、違うゲームをプレイしていました。
しかし、「エネミー全制覇していない」という悔しさがこみあげてきて、再度プレイ。
攻略本片手に探しては倒しを繰り返す日々。
しかし、唯一出版されている攻略本には「載っていないエネミー」がたくさんいて、お手上げ。
さまざまな攻略サイトを覗いても、完璧なエネミー全情報はありませんでした。
討伐だけで、100時間以上かけて、完璧になったはずなのですが、いかんせん確かめるすべがない。
最下部に私のエネミー図鑑のエネミーの数のみ書きました。
足りなければ教えてほしいです。
なお、追加コンテンツを購入しているので、購入していない人と比べると数は変わってきます。
「私のエネミー図鑑(属名省略)」
そうそう、上部で書いた「流浪のソルン」。
炎の雨が降って、その後、虹が出ている最中のみ「古びた祭祀洞」の奥に出現します。
炎の雨の確率、虹が出る確率、共に低く、例え出会ったとしても逆に倒されてしまうことも。
良い点
景観とフィールドの広さ
広大で、美しい景観は、今作も健在。
しかも、一見登れなさそうな岩山などに、高いジャンプ力を利用して登ることが可能です。
ストーリーやクエストを放置して、探検ばかりしていた時もありました。
また、その探検で、ランドマークやロケーションを見つけてしまうので、おもしろくて、夢中になっていました。
高い場所から落ちても、ダメージはないので、どんどん探検していました。
WiiUのGamePad(ゲームパッド)
GamePadに地図が映し出され、行きたいランドマークをタッチするとワープができるので、かなりやりやすかったです。
GamePadはそういう使い方をしたいですね。
キズナグラム
前作もあったキズナグラムが今回もあります。
キャラ紹介や、主な居場所も書いてあるので、活用すると便利なのですが、目的の人物を探すのが一苦労ではあります。
しかし、良いシステムだと思います。
けっこう悲しくなります。
音楽
今作の音楽は澤野弘之氏が手がけています。
澤野さんの音楽は、ゼノブレイドクロスで初めて聞いたのですが、すぐ好きになりました。
NHKの朝ドラ『まれ』でも音楽を担当されていて、時々『まれ』を見ているのに、『ゼノブレイドクロス』の音楽を聞いている感覚になりました。
(『まれ』の方が放送が先なのですが、『まれ』は途中から見始めたので、『ゼノブレイドクロスで初めて聞いた』で、合っています。)
私は『ペルソナ4』で慣れていたせいか、「この曲、かっこいい!!」と興奮しました。
あまりに惚れこんで、サウンドトラックを購入しました。
すべてのタイトルが暗号で、読めないわ、覚えにくいわなのですが、どうしてそのタイトルなのかを考えるのも、おもしろいです。
解読するとネタバレになることもありますが・・・。
ちなみにタイトルが普通ではないのは澤野さんの特徴らしいです。
なお、タイトルは「N木ig木ht木L」「N市L街A」「z5m20i12r04a28」という感じ。
クエスト
クエストはお使い系が主ですが、私はお使い系クエストが好きなので、今作も難なくプレイしていました。
しかし、2つだけ、クリアできていないクエストがあります。
両方、落ちているアイテムを2個、3個拾うだけなのですが、ぜんぜん、見つかりません。
もう諦めました。
マルチプレイ
全体的にマルチプレイが充実しています。
実際のプレイヤー同士が日時を決めて、一緒にプレイすることも可能ですが、私たちはそれが苦手。
「他プレイヤーのデータを、コンピュータが操作する」という方式も可能で、そればかりプレイしていました。
装備、武器、アーツをしっかり考えている人は、なかなか頼もしく、強敵相手によっては必須でした。
8種類のユニオン
ブレイドは8つのユニオン(部門)に分かれており、どのユニオンに所属するかを選びます。
- ユニオンによって、とった行動の種類でポイントが入る
- 同じユニオンに所属している実際のプレイヤーのがんばりで、報酬がもらえる
- 途中で変更も可
すごくいいシステムで、おもしろかったです。
スコードミッション
ゲームの起動画面で「スコード」という、最大32人のオンラインで繋がるチームに参加できます。
すると、「スコードミッション」というものが発生し、敵の討伐やアイテムの収集などを、チームで自由に攻略していきます。
クリアすると、ブレイドホームにて、「スコードクエスト」が発生しますが、それよりも「スコードミッション」の方が好きでした。
オンラインチケットが手に入るし、減る様子が楽しいし、「我先に」という感じが楽しくて、「スコードミッション」はよくしていました。
↑ エネミーの上に白字で「S」マークがついていて、スコードミッション対象だということがすぐわかります。
残り時間が少ないので、右下のスコードミッションは赤くなっています。
不満点
装備品のデザイン
今作も装備品で見た目が変わり、ムービーにも反映され、とてもよかったです。
しかし今作も、装備品のデザインが残念。
装備品のデザインに偏りがあり、「この装備好きな人いる?」というのもありました。
設定で頭部の装備品の表示、非表示を選べるシステムはよかったです。
「ファッション装備」も良いシステムでしたが、できれば最初から設定したかったです。
仲間のところへの移動
ワープ機能もしっかりしていて、ラクラクなのですが、仲間の場所には一発で行けなかったのが残念でした。
仲間の近くのランドマークを覚えて、そこから走って行って話しかける。
しかも時間帯やクエストの進行などによっては、いつもの場所におらず探す羽目に。
データの重さと文字
エネミー図鑑を使っている時に、データが重いのか、操作が効かないことがありました。
また全体的に文字が小さいです。
画面のうるささ
ブレイドレポートというものがあります。
実際のプレイヤーがコメントでき、投稿した時にプレイしている全プレイヤーが見ることができます。
ネタバレ設定もできるので、とてもいいし、読んでいるとおもしろいのですが、左下画面がそのレポートばかり、ちらちら表示されウルサイのです。
設定で無効にできるので、泣く泣く無効にしました。
もう少し良い見せ方があったのではと思います。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 387時間 |
購入した追加コンテンツ | お得な有料追加コンテンツまとめ買いセット ロード高速化データパック |
購入した関連本 | ゼノブレイドクロス オフィシャルガイド ゼノブレイドクロス ザ・シークレットファイル アート・オブ・ミラ |
所持しているサウンドトラック | XenobladeX Original Soundtrack |
シリーズのプレイ状況(とも) ※記事作成時点 |
ゼノギアス Xenoblade ゼノブレイド |
総評
まず夫が先にプレイしました。
ネタバレしないように、極力見ないようにしていました。
そして、夫がクリアしたので私の番。
けれど、この作品、悲しいことに賛否両論なんです。
一番の大きな要因は、未完であること、2番目の要因は人を選ぶということだと思います。
この作品、クエストがかなり多いくせに、ストーリーは短めで、驚くべきことに未完。
ストーリーが短いし未完だしで、びっくりはしたけれども、クエスト系が大好きで、200時間ほどプレイしてのクリアだったので、かなり楽しめました。
「クエストどうでもいいわー。ストーリー優先でしょ」と思っている人にとっては、「何このゲーム。つまらんかったわ」で終わってしまう。
そこが人を選んでしまう要因だと思います。
クエスト内のストーリーも泣けるもの、笑えるもの、考えさせられるものなど、いいのがあるのですが・・・。
楽しみが増えたと、前向きに考えられるのですが、ダメな人にはダメみたいで、残念です。
・・・続編出ますよね?
レビューを書いていたら、またやりたくなってきました。
始めからプレイするのも悪くないなぁ。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
-
ゼノブレイド 感想・レビュー byとも / さすが名作!熱き戦いと愛情がここにある!
ゼノシリーズ第3弾。巨大な巨神と機神の骸を舞台にした広大なオープンワールド型のRPG。『Xenoblade(ゼノブレイド)』をレビューします。
私のエネミー図鑑(属名省略)
- 【ビースト】 31種類
11、13、7、6、9、11、16、7、6、8、34、14、5、4、7、11、7、2、8、10、11、12、6、8、13、33、7、10、6、4、2
- 【インセクト】 22種類
24、27、26、16、6、5、7、9、9、65、11、19、15、17、5、11、5、8、19、13、8、2
- 【メガフライ】 13種類
11、6、11、14、6、7、6、7、2、12、9、4、1
- 【エイリアン】 9種類
42、17、9、4、47、2、13、9、3
- 【マシーン】 21種類
2、2、1、1、1、2、19、13、20、11、17、40、9、10、3、10、8、30、13、13、4
- 【キメラ】 1種類
3
- 【アルティメット】 2種類
1、1