今回レビューするのは、『3000th Duel』。
「Neopopcorn」という開発社が手掛けた、2DアクションRPGです。
2Dゲームですが、グラフィックは3Dで描かれており、ヌルヌル動きます。
『ダークソウル』シリーズと「メトロイドヴァニア」のシステムを採用した高難度ゲームです。
経験者には「『ソルトアンドサンクチュアリ』に近い」と言えば伝わるでしょうか。
主な良かった点
- 人気ジャンルとしての手堅い作り
- デザインが良い
主な不満点
- 今作ならではの魅力が乏しい
- ローカライズは良くない
それでは、感想・レビューいってみます。
読み方は「スリー サウザンス デュエル」ですかね。
「Neopopcorn」がどこの国の開発社なのか、調べてもよくわかりませんでした。
多分、韓国だと思うんですが・・・。
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目次
概要
ゲーム内容
仮面の戦士となり、2Dマップを縦横無尽に冒険します。
- 剣
- 太刀
- 槍
の3ジャンルの武器や、魔法を駆使して戦います。
操作方法
「コントローラーを設定する」を選択すると、各ボタンのキーコンフィグが可能です。
「OK / キャンセル切り替え」もできます。
ソウルライク
『ソウル』シリーズとの、主な類似点をまとめます。
- 「保存の石像」を調べることでセーブ・完全回復
- 一部の敵は「保存の石像」を調べた時に復活
- 敵を倒すと「カルマ」を得る
- 「カルマ」はレベルアップや買い物、武器や魔法の強化に使う
- レベルアップは各地にある「レベルアップの石像」でおこない、好きなステータスを上げられる
- 死亡すると、「カルマ」を全て失う
- 死亡した場所に再度訪れれば、「カルマ」を回収可能
- 回収できずに再度死亡すると、その時回収できなかった「カルマ」は永遠に失われる
死亡した場所では↑のように「カルマの塊」のようなものが出現し、攻撃してきます。
こちらの攻撃を3回当てれば回収します。
また、雑魚敵は画面切り替えで復活します。
メトロイドヴァニア
ゲームを進めると「連続ダッシュ」や「空中ジャンプ」などの移動能力を獲得します。
そうして2Dマップの「行けなかったところ」に行けるようになる メトロイドヴァニア の要素もあります。
壊封石
レベルアップするごとに「壊封石」を獲得。
この「壊封石」を使い、「必殺技ダメージアップ」などのスキルを獲得できます。
「壊封石」は、宝箱等からも入手できます。
DLC「The Wise Ones」【20年10月3日追記】
2020年10月1日に、無料ダウンロードコンテンツ「The Wise One」が配信されました。
自動アップデートではなく、DLC(ダウンロードコンテンツ)なので、ニンテンドーeショップから手動でダウンロードしましょう。
- 新エリア・新ストーリーの追加
- 新モンスターの追加
- 新アイテムの追加
- モンスター図鑑の追加
- アイテム図鑑の追加
- 新しい実績が追加
- レベル上限が199に上昇
- ある程度進むと、スキルポイントの振り直しが可能に
など、豊富な追加要素があります。
これだけの内容が無料追加って、スゴイ!
新エリアへ突入する条件は、「『直視のゴーグル』を装備した状態でラスボスを倒す」です。
「直視のゴーグル」は、ラスボス手前で手に入れることができます。
なので、ラスボスを倒せるくらい強くなっている必要があります。
この条件を見つけるのに、けっこう時間がかかってしまいました。
新エリアに突入することで、マップの踏破率は100%を越えます。
新エリアの敵はどれも強敵なので、十分強化・準備をして挑みましょう。
DLCに関して簡単に攻略手順とヒントを、記事の下部分に書きました。
こちらからすぐに飛べます。
良い点
人気ジャンルとしての手堅い作り
「ソウルライク」も「メトロイドヴァニア」も、今やフォロワータイトルが無数にある人気ジャンル。
それらの特長をしっかりと備え、楽しく遊べる作りでした。
トライ&エラーでクリアできた時の達成感は、ひとしおです。
プレイ時間も長くて20時間と言ったところ。
手ごろな価格で手ごろなプレイ時間で、このジャンルをプレイしたい方にはイチ押しです。
寝てる・・・。
これは明らかに『ソウル』シリーズの「あのキャラ」を意識していますね。
デザインが良い
- キャラクター
- 武器
- モンスター
- ボス
など、全体的にデザインが好みでした。
このタイプのゲームは、グロテスクな敵や気持ち悪いロケーションが出てきがちですが、そういったものは少なかったです。
精神的に安心してプレイできました。
愛されないテレサ
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) February 21, 2020
(みなと)#3000thDuel #NintendoSwitch pic.twitter.com/TPieux3oj7
こういう敵もいますが・・・。
だんだんかわいく思えてきます。
再挑戦しやすい
道中の敵も一部強いですが、『ソウル』シリーズほど鬼のようなのは少なく、今作はボス戦の難しさが特出している印象です。
セーブポイントとボス部屋は比較的近く、再挑戦しやすいのは大きなメリット。
ダッシュが優秀な点と、落下死がない点も、評価したいところです。
不満点
今作ならではの魅力が乏しい
『ソウル』シリーズと「メトロイドヴァニア」のいいとこ取りではありますが、それらは完成されたシステムだからこその良さ。
「今作ならではの魅力」となると、少し乏しいと感じました。
もう1つなにか、『3000th Duel』でしか味わえない楽しみが欲しかったです。
ローカライズは良くない
↑のような誤字も含め、全体的に日本語が怪しいです。
特に NPC との会話では、何が主語なのかもよく分からない文面になっています。
いちおう、前後の文脈で意味を理解できますが・・・。
物語自体は特に理解しなくても、ゲームプレイに影響がないのが救いです。
そもそもストーリーがよく分からない事も問題ではあります。
まぁ、このタイプのゲームは大体そうなので、様式美なのかもしれませんが。
ポータルの配置が悪い
発見したポータル↑間をワープできるシステムがありますが、その配置が絶妙に不便でした。
もう少し増やすなり、石像の側にするなりしていれば使いやすかったのですが・・・。
むしろ石像でワープできれば、とても良かったです。
DLC「The Wise Ones」に関して【20年10月10日追記】
DLC「The Wise One」をクリアしました。
プレイタイムは、約10時間でした。
DLCエリアは本編以上に難易度が高く、道中の「環境」や「敵配置」が非常にやっかいで、苦戦しました。
ボリュームも本編の半分くらいあり、無料としては異常なほどの内容のDLCでした。
ちょっと進め方がわかりづらい部分があるので、簡単にヒントを書いておきます。
ネタバレっちゃネタバレですので、自力で進めたい人はスルーしてください。
進行の手順
- 本編ラスボス戦まで進める
- ラスボス直前でもらう『直視のゴーグル』を装備した状態でラスボスを倒す
- 新エリア突入
- 雪原のボスを倒したらマップを開き、光っているところに行く
- 水中を歩けるようになるので、これまで行けなかった場所に行けるようになる(ちゃんとマップにも切れ目が現れている)
- 水中エリア突入(かなり難しいので十分鍛えること)
- 2種類のボス戦を経て、溶岩エリアに突入(溶岩は即死ではないけど大ダメージなので注意)
そろそろ「ユラユラした謎の武器」を見かけているところだと思いますが、今は無視 - 溶岩エリアのボスを倒したら、奥の宝箱を忘れずに回収
手に入れたアイテムの説明をちゃんと読むこと - 雪原のボスのところに戻る
獲得した神秘で黄金の扉を開ける(この神秘はかなり強いので重宝します) - 先のエリアでボスを倒し、奥の祭壇を調べる
- 左はイベントのみ、右はボス戦あり
両方こなす
獲得したアイテムの説明をちゃんと読むこと - 「ユラユラした謎の武器」が「太初の武器」
3種類あって、1周に1つしか手に入らない - 太初の武器を手に入れたら、「深く熱い道」のドワーフに渡す
- マップを見て、光っている場所に向かう
ポイント
- 「太初の剣」は、古い記憶の森
- 「太初の大剣」は、深く熱い道
- 「太初の槍」は、深淵
自分の得意な武器を選ぶと良いでしょう
ざっくり言うとこんな感じですかね。
簡単に書いてますけど、道中やボス戦が大変なんですよね・・・。
攻略のヒント
ボス攻略に関しては、自分でもヒーヒー言いながら戦っていたのでろくなアドバイスはできませんが・・・。
- 基本は「ヒット&アウェイ」
- タイミングが合えば、「ダッシュ」は非常に強力な回避手段
空中ダッシュは連続攻撃にもつながる - トゲや溶岩のダメージは重い
- 「ため攻撃」は雑魚戦だと強力
ボス戦では使いどころが難しい - 水中エリアでは「スタミナの粉」を使った方がいい場面も
- ボス戦は回数をこなすこと前提で戦って、パターンを覚える
- ボス戦ではカルマはゼロにしてしまった方が気が楽(回収カルマに当たるとダメージがあるため)
- 必殺攻撃は強力
ポーションを使ったゴリ押しも戦略の1つ - 魔力をゼロにしてくる攻撃があるので、必殺攻撃は出し惜しみせずに使った方がいい
- ポーションはほとんど買える
- 神秘も強いので、ボスの体力が半分を切ってから使うと良い
ちなみにみなとの使用武器ですが、本編では主に槍(ランス)。
DLCエリアでは主に剣(ブレード)を使っていました。
↓攻撃のキックが強力で、連続で攻撃できるので重宝しました。
スタミナ回復にも役立ちます。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 24時間+DLC11時間 |
総評
独自要素こそ少ないものの、手堅いシステムと良グラフィックで楽しめました。
強敵にやっとの思いで勝った時は、ガッツポーズも出ました。
倒した瞬間スローになるのも、演出的にはGOODですね。
『ソウル』シリーズや「メトロイドヴァニア」が好きな人には、問題なくオススメしたいタイトルです。
クリア成績はこんな感じです。
「Burnt Count」が、死んだ数。
我ながら死にすぎですね。
そしてこちらが DLC エリアクリア後の成績。
本編との合算になりますね。
マップ踏破率がめちゃくちゃ中途半端な数字ですが、これでコンプです。
いつの間にか日本語になってますねぇ。
って、本編以上に死んでる!
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |