今日のレビューは『Subnautica(サブノーティカ)』。
海外 インディーズ スタジオが贈る、海洋オープンワールドアドベンチャーです。
主な良かった点
- 手探りのサバイバル
- ずっと住んでいたくなる魅力的な海
- ストーリーはあっさりとしていながら、深い
主な不満点
- バグが多い
- 地図がほしかった

プレイしたのはPS5版です。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公は、海洋惑星に不時着したあなた自身。
今作は、1人称視点で進行していきます。
ストーリー的には、この惑星から脱出することでエンドロールを迎えます。
エンドロールを迎えた後も、脱出前の状態から再開し、続けて遊ぶこともできます。
難易度設定
難易度は、
- サバイバル
通常の難易度。
空腹、水分、酸素、体力を気にする必要あり。 - フリーダム
イージーモード。
空腹にもならないし、水分も気にしなくてOK。 - ハードコア
サバイバルの難易度に加え、死んだらセーブデータ消失。
セーブ自体も「セーブして終了」しかできない。 - クリエイティブ
制限なく、データ入手する必要もなく、なんでも作れるモード。
酸素も空腹も関係なく、死亡もしない。
の4パターン。

ちなみに「クリエイティブ」で始めると、オープニングがスキップされました。
ゲームの目的
ゲームとしての最終的な目的は「脱出」です。
ですが、それまでの過程では「サバイバル」「クリエイト」「調査」の比重が大きくなります。
サバイバル
- 海中を探索して食料を確保する
- 酸素や敵性生物に注意しながら探索する
クリエイト
- 調査やサバイバルに有効な装備品や食料などを作成する
- 建造物や乗り物などを作成し、より快適に進行できるようにする
調査
- 海中や壊れた船などから、素材やレシピなどを見つけ出す
- 原生生物や鉱物などを調べて、惑星の生態を知る

これらは、それぞれ影響しあっています。
調査が進めば作れる物も増え、行動範囲が広がり、安全に食糧確保などもできるようになります。
この過程を楽しむのが、今作最大の目的かもしれません。
良い点
手探りのサバイバル
大したチュートリアルもなく、いきなり大海原に放り出される今作。
自由度の高いオープンワールドゲームではよくありますが、今作は輪をかけて放任主義です。

ですが周りを泳いでみたり、最序盤の拠点である脱出ポッドの内部をしっかり調べてみたり、潜って入り組んだところに入ってみたりすると、だんだん今作の進め方がわかってきました。
作れるアイテムも、最後まで大活躍したものやまったく使わなかったものもあります。
おそらく、プレイする人によって活躍する道具や攻略の仕方が変わる作品なのだと思います。


海底や巨大生物に恐怖心がある人は、ご注意を。
ずっと住んでいたくなる魅力的な海
#PS5Share, #Subnautica 念願の我が家。(みなと) pic.twitter.com/TezfkSOlYH
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) June 2, 2021
探索・調査が進むと、いずれ海底拠点を建築できるようになります。
こうなると、もう今作は沼のよう。

置き場所がなくて困っていた荷物は、

拠点内の棚に入れて、スッキリ。

大きな水槽で卵の孵化を楽しみに待つ。
建造できる施設のレシピを手に入れれば、探索に役立つ装置や鑑賞が楽しい窓や通路なども作れます。
建てた建造物は簡単に分解でき、素材を失ったりしないのも良い点。
そのおかげで、なっとくのいく配置になるよう何度でも試行錯誤できちゃいます。
カッコイイ拠点ができたら妻・ともに見せてみたのですが、

あっちには窓もあって海底のようすが見られるよ。
こっちは全面ガラス張りのドームで、ここにベッドを置いたから寝る時に海中にいる気分になれるんだよ。
ここに住みなよ。

と言われる始末。
そのくらいハマる、楽しい建築です。
ストーリーはあっさりとしていながら、深い
メインのストーリー自体は、あまり長い話ではありません。
ネタバレを無視して書けば、おそらく100文字以内に主な内容は伝えることができてしまいます。
ですが、その過程で訪れる場所や出会う生物。
調べて分かる生体や惑星の秘密など、非常に深く作り込まれた世界設定を感じることができます。
なかなか考えさせられる出来事もあり、終盤では感動もしました。

不満点
バグが多い
今作には、大小合わせてかなりのバグがあります。
これだけ作り込まれたオープンワールドゲームなので、多少は仕方ない気もしますが致命的なものもあるのでご注意を。
遭遇しやすいのは、ロード時のバグでしょうか。
PS5版以外ではどうなるかわかりませんが、ゲーム再開時の↑の読み込み画像中。
実は画面にでていないのにゲームは動いていることがあります。

海中に行ける乗り物の中でセーブした場合、ロード時になぜか乗り物の中で泳いでいることもありました。
その場合、一度乗り物から出て入りなおすと直ります。
乗り物の付属品が浮いていたり、魚が拠点内に入り込んでしまったり、地面にめり込んだビーコンが回収できなくなったり・・・。

地図がほしかった
手探りのサバイバル感を楽しむ作品ではありますが、できれば地図はほしかったです。
今作の海底はかなり入り組んだ地形をしていて、ビーコンで位置を発信していたとしてもそこにたどり着くにはルートが難しい場合も多いです。

やたらハイテクな道具や施設が作られるのに、マップを表示する機能が作られないのは不自然なのでは?
方向音痴な人が今作をプレイすると、難易度は跳ね上がるかと思います。
ワンポイントアドバイス
非常に魅力的ではありますが、かなりとんがった作品の『サブノーティカ』。
せっかく始めても「なんだかよく分からん」で辞めてしまうケースもあるかと思いますので、ここで軽くワンポイントアドバイスを書いておきます。

まずは慣れる
「1人称視点×海中」ということで、人によってはかなり酔いやすい作品です。
まずは近海を適度に泳ぎ、慣れていくことが必要です。
キーコンフィグはかなり細かく、スティックの動作も設定できますので、自分に合った設定に変えてみましょう。

「上や下を向いて泳ぐ」より酔いづらいです。
たくさん拾って、たくさん捨てる
ゲーム開始時は、何が食べられるのか、何が材料になるのか、何もわからない状態です。
とにかくゲットできるものはどんどん手に入れ、持った状態で製造機(ファブリケーター)を起動してみましょう。
その時点で使い道のない物は、思い切って外に捨ててしまっても大丈夫です。

ちなみに魚が速くて捕まえられない人は、暗くなるまで待ってみましょう。
動きがにぶくなっている魚もいるので、昼間よりは捕まえやすいかと思います。
セーブはできるだけ脱出ポッドや拠点で
上でも書いたように、今作ではロード時にバグが起こることが多いです。
もし海中を泳いでいる時にセーブした場合、ロード時に溺れてしまうこともあり得ます。
セーブはできるだけ、脱出ポッド内や作成した拠点でおこなうようにしましょう。
乗り物内でも良いですが、周りはできるだけ安全で、水圧も大丈夫な場所でセーブするようにしましょう。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 73時間 |
シリーズのプレイ状況 ※記事作成時点 |
なし |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 100% |
トロコン 難易度 | 普通 |
『Subnautica サブノーティカ』の総合評価・レビュー
探索の自由度が高く、美しい海洋を冒険するのも魅力の今作。
1人称視点が平気で、海洋や海底や巨大生物に抵抗がなければ、ぜひオススメしたい作品です。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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