Nintendo Switchのプログラミングパズル『セブン・ビリオン・ヒューマンズ』。
さまざまなコマンドを組み合わせて、お題をクリアしていきます。
パズルゲームとしての歯ごたえも十分で、プログラミングのことも少し分かった気になるゲームです。
ただ、難度は高く、「行数目標」や「スピード目標」の達成は困難です。
上司が「ヒント」をくれますが、正直たいして役にたちません!
そこで今回は「詰まりそう」な人のために「ヒント集」を作成しました。
「ヒントが欲しい。でもズバリな答えは知りたくない」
そんな人のための記事です。
正解のコマンドパターンは載せませんので、そのつもりでご覧ください。
まずは2年目~18年目までを取り上げます。

なお、ここで取り上げるヒントも「一例」です。
人によってさまざま解法があります。
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コマンド解説
「18年目」までに登場するコマンドの解説をします。
コマンド
▼step(ステップ)
指定した方向へ1歩進みます。
▼pickUp(ピックアップ)
足元の物を拾います。
「7年目」から方向指定ができます。
指定した方向にある物を、自分の立ち位置を変えずに持つことができます。
▼drop(ドロップ)
持っている物を足元に下ろします。
足元にしか下ろせません。
▼jump(ジャンプ)
「jump」は無記名の板と1セットになっています。
くり返したいコマンドをはさむと、くり返し同じことを実行できます。
また、途中のコマンドを飛ばすこともできます。
▼if(イフ)
「もし~なら」。
社員が自分の身の周りを見て、条件に合っている人だけが行動します。
「19年目」以降は手元のアイテムを、「25年目」以降はメモリーも条件指定できます。
「else(エルス)」を使うと「その条件に合わない場合」を指定できますが、行数が増えてしまいます。
さらに詳しい解説はこちら「if(イフ)解説」。
▼giveTo(ギブトゥ)
持っている物を、指定方向へ渡します。
シュレッダーを指定した場合は、シュレッダーに物を投入します。
物を持っていない状態でシュレッダーを指定すると自分が投入されるので、お気をつけて。
▼end(エンド)
動作を終了させます。
その先にコマンドが存在しても、「end」指示をされた人は、その時点で行動終了です。
「end」指示で止まった人のマスに誰かが行こうとすると、場所を代わってくれます。
コメント
「コメント」は「7年目」から使えるようになります。
このように、自由に描いた絵や文字を残せます。
行数は使いませんし、コマンドに必要な物ではありませんが、書き残すことで自分にとってわかりやすくなるようなら、活用しましょう。
何でも書けてしまうので、不適切な絵や文字を書いてSNSにアップしたりしないようにしましょう。
if(イフ)解説
「if」では、方向やアイテムを指定して、その条件に合ったものを判断します。
各記号の解説は、
== | ≠ | > | >= | < | <= |
同じ (~が、ある) |
異なる (~が、ない) |
左より右が小さい | 左は右以上 | 左より右が大きい | 左は右以下 |
例として、
方向 | 記号 | 状況 |
左 | == | パネル |
とした場合、「もし、左にパネルが置いてあるなら」という条件を指定したことになります。
さらに、右端の「・・・」をタッチすると条件を増やせます。
「and(アンド)」は、「なおかつ」。
「or(オア)」は、「または」。
例を挙げると、
方向 | 記号 | 状況 | 追加 |
足元 | ≠ | パネル | and |
上 | == | 社員 | ・・・ |
とした場合、「もし足元にパネルがなく、なおかつ上に社員がいるなら」という条件を指定したことになります。
両方の条件に合った人だけ、行動します。
「if」の条件が適用されるのは、「if」の枠内に入れたコマンドのみです。
「if」の枠の外に出たコマンドは全員に適用されます。

「if」の枠内

「if」の枠外
攻略ヒント集
「1年目」と「8年目」は問題ではありません。
2年目 ようこそ、新入社員サマ
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop |
▼ヒント
最初の問題。
コマンドの動作を確かめて実行してみましょう。
3年目 新入研修会
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop |
▼ヒント
この段階では、パネルは足元のものしか拾えません。
4年目 長距離移動
▼使えるコマンド
step | pickUp | jump |
▼ヒント
パネルを拾ったら、ひたすら同じ方向へ進ませればよいだけです。
5年目 重要な判断
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | if | jump |
▼ヒント
「行数目標(5行以下)」と「スピード目標(3秒以内)」の同時達成が可能です。
「if」を使い、パネルのある方向を判断させ、その方向へひたすら進んでもらいましょう。
ちなみに問題文にある「キューブ」は「パネル」の誤りだと思います。
6年目 ちょっとした問題
▼使えるコマンド
step | pickUp | if | jump |
▼行数目標達成のヒント
目標:9行以下
最初からあるコマンドは削除してしまいましょう。
「if」を駆使し、どの条件なら下に行くか、左に行くか、右に行くかを全て指定します。
で、「jump」で繰り返しましょう。
▼スピード目標達成のヒント
目標:4秒以内
最初からあるコマンドを残しつつ、全ての方向を指定してあげればOK。
今後の問題も、「if」を使わず「step」使いまくりで達成できる「スピード目標」は、多く出てきます。
7年目 整理整頓
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | if | jump | コメント |
この問題から、「pickUp」に方向指定できます。
指定した方向にある物を、自分の立ち位置を変えずに持つことができます。
▼行数目標達成のヒント
目標:5行以下
「if」を使い、穴の手前で「drop」するように指定しましょう。
足元に物がない場合「pickUp」は機能しませんが、コマンドに組み込んでも大丈夫です。
「拾うモノがありません」と言った分、動作は遅くなりますが、動いてはくれます。
▼スピード目標達成のヒント
目標:6秒以内
「if」を使い、「パネルが拾える時だけ拾う」ようにすると、無駄な動作を減らせます。
全員同じ行動を取っても大丈夫な場面は、「if」指定の前にコマンドを入れると良いです。
9年目 斜め下の発想
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | if | jump | コメント |
▼ヒント
「行数目標(5行以下)」と「スピード目標(6秒以内)」の同時達成が可能です。
「if」で条件指定をして行動してもらってから「jump」で「if」の直前に飛ぶ。
こうすることで「条件に合っている時だけ繰り返す」という行動を取ってもらえます。
大事な点は、「jump」の出発点を、「if」の中に入れることです。
10年目 避難訓練
▼使えるコマンド
step | if | jump | コメント |
▼行数目標達成のヒント
目標:9行以下
問題文をよく読み、「if」を使って条件と方向を指定しましょう。
パネルがない場所で進む方向は左だけです。
上手く条件に組み込みましょう。
▼スピード目標達成のヒント
目標:25秒以内
最短距離で進めるよう指定します。
全員が必ず通る道からゴールまでは全て「step」で指定してしまいましょう。
あとは、各々どのように行動すればそのポイントに辿りつくか考えます。
かなりの行数を使います。
11年目 穴埋め要員1
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | if | jump | コメント |
▼行数目標達成のヒント
目標:5行以下
「if」の条件指定を増やして、判断させます。
「and」は、「なおかつ」。
両方の条件をクリアしていないと、行動しません。
「or」は、「もしくは」。
どちらかの条件をクリアしていれば、行動します。
▼スピード目標達成のヒント
目標:7秒以内
「if」の条件指定を増やさず、足元に「パネルがあるかないか」のみ判断させましょう。
「jump」は使わず、「step」をたくさん使います。
12年目 アンジップ
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | if | jump | コメント |
▼ヒント
「行数目標(8行以下)」と「スピード目標(7秒以内)」の同時達成が可能です。
「if」で条件指定を「or」で増やすのがコツです。
指定方向に「社員」がいるかどうかを判断してもらいましょう。
13年目 穴埋め要員2
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | if | jump | コメント |
▼行数目標達成のヒント
目標:10行以下
序盤の最難関。
「穴埋め要員1」のコマンドを使いますが、「一番下まで行ったら、一度一番上まで戻り、ずれる」というコマンドを考えてみましょう。
▼スピード目標達成のヒント
目標:55秒以内
基本的には「穴埋め要員1」と同じですが、端の人は別行動をとってもらったり、条件を細かく指定してあげるとスムーズです。
最初から配置されているパネルの数字は「0」以外はランダムなので、パネルの数字を「if」の条件に設定しても、失敗します。
14年目 シュレッダーの使い方
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | giveTo |
if | jump | コメント |
▼行数目標達成のヒント
目標:4行以下
パネルを拾う。
2歩分進む。
シュレッダーに投入。
必要最低限のコマンドです。
1人は犠牲になります。
▼スピード目標達成のヒント
目標:3秒以内
誰も犠牲にならないよう条件指定すれば、スピード目標を達成できます。
15年目 シュレッダー応用編
▼使えるコマンド
step | pickUp | giveTo | if |
jump | end | コメント |
▼行数目標達成のヒント
目標:9行以下
パネルの場所まで上へ。
拾ったらシュレッダーの場所まで下へ。
「if」の中に「if」を入れると、行数を節約できます。
▼スピード目標達成のヒント
目標:23秒以内
パネルを拾ったら、少なくとも2歩下に。
シュレッダーにかけたら、少なくとも2歩上に。
これをコマンドに組みこむと、早く終わります。
16年目 ほんのちょっとした問題
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | giveTo |
if | jump | end | コメント |
▼行数目標達成のヒント
目標:8行以下
元から書かれたコマンドを書き変えます。
条件指定を直しましょう。
「else」は使いません。
▼スピード目標達成のヒント
目標:9秒以内
「jump」を使って稼いでいた行数を、できるだけ「step」に置き換えましょう。
17年目 生み出すモノ1
▼使えるコマンド
pickUp | コメント |
▼ヒント
「行数目標(1行以下)」と「スピード目標(3秒以内)」の同時達成が可能です。
プリンターが登場しましたが、この段階では特に意味はありません。
「プリンターを持ちあげると失敗する」ということだけ覚えておきましょう。
18年目 使い捨てシュレッダー
▼使えるコマンド
step | pickUp | drop | giveTo |
if | jump | end | コメント |
▼ヒント
「行数目標(7行以下)」と「スピード目標(12秒以内)」の同時達成が可能です。
一番上の人は、一番右のシュレッダーを使えるように誘導します。
「step」を使って斜めに移動すると、気持ちよくクリアできます。
少しコマンドの順番を変えるだけで、スピードが速くなることもあります。
ちょっと入れ替えてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
「行数目標」と「スピード目標」の同時達成は、私自身が実際にクリアした場合のみ載せています。
もしかしたら他にも同時達成できる問題もあるかもしれません。
あくまで参考としてください。
ちなみに私自身は、プログラミング未経験です。
未経験者でも、クリアは可能です。
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