今回レビューするのは、『A系ヲタク彼女』。
Nintendo Switch向けに配信された、恋愛アドベンチャーゲームです。
元々は携帯電話用ゲーム(iモードなど)として2009年に配信された作品の移植版。
スマホでも配信されていたようですが2019年現在は配信が終了しています。
そんな今作が、家庭用ゲーム機用に!
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目次
概要
ゲーム内容
オタク趣味の生徒たちが所属する「メディア・アート部(MA部)」。
主人公は、そこに在籍するただ1人の男子。
初期の名前は「葛城裕也」ですが、変更できます。(途中変更不可)
同じ部に所属する同級生や部長、計4人がヒロインです。
ボイスは、ありません。
部員が5人というわけではなく、グラフィックは用意されていませんが、他にも部員がいます。
好感度
ヒロインたちと会話し、選択肢から言葉を選び、好感度を上げていく、オーソドックスなシステムを採用しています。
目的のヒロインがいる場所は簡単に分かるので、攻略難度は低めです。
ただし、選択肢を間違えると好感度は上がりません(下がる場合もあり)。
ちなみに好感度は、OPTION(ZRボタン)の中にある「部員の好感度」で確認することができます。
タイムリミット
攻略期間は、月曜日から日曜日までの一週間。
ただし攻略にかかれない日もあるため、実質期間は5日間ほど。
この期間内に、特定のヒロインと親密になるのが目的になります。
セーブ
セーブは、1日の終わりにのみできます。
セーブスロットは、1アカウントにつき8個用意されています。
良い点
ほんわかカワイイ
メインビジュアルでも分かる通り、今作は全体的に優しくて可愛らしい絵です。
「萌え」に寄りすぎていない点も、良いです。
シナリオ的にも殺伐とした部分は少なく、おだやかな気持ちになれます。
サクッと楽しめる
攻略期間は一週間(実質5日)。
1人攻略するのに、プレイ時間は1時間くらいです。
これは恋愛アドベンチャーとしては、もの凄く早いと思います。
サクッと駆け足で恋愛できます。
不満点
本番までが短すぎる
ゲームプレイがサクッと終わるのは良いのですが・・・。
シナリオ的には「短すぎる」と感じました。
あまりシナリオのネタバレは言えませんが、校内対抗の発表会が週末。
その準備の期間が、ほんのわずか。
MA部に限らず、本番までの準備期間があまりにも短く現実味がありません。
せめて10日。
それに合わせ、ボリュームの調整があると、なお良かったです。
その他の不満点
- バックログがない
- 既読スキップがない
- 芹香だけ、やたら攻略が難しい
気になった点
オタクっぽさって?
「オタクな女の子との恋愛が楽しめる。」
というイメージで購入した今作ですが、思ったほど「オタクっぽさ」を感じませんでした。
もちろん、アニメやゲームの話もしますが、比較的みんな「普通の女の子」という感じです。
まぁ、ゲーマー女子と結婚した私にとっては、「オタクといえど実はフツーに女の子」なのは、非常にうなずける点です。
おそらく今作のコンセプト的にも、そこがポイントな気もします。
ボイスについて
今作にはボイスはついていません。
価格のことを考えると、ボイス付きは難しいかもしれませんが、個人的には「なくても問題ない」と感じました。
ビジュアルと文面だけでも、個性は出ています。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 5時間 |
総評
全員クリアして、ギャラリーをコンプリートしました。
お気に入りは、郁美先輩かな。
システムやボリュームに物足りなさはありますが、元々が10年前の携帯電話用ゲームなら、仕方がない気がします。
ただ、ベタ移植であるなら(動画撮影機能が付いたとはいえ)、980円は少し高いかな。
芹香以外は攻略難易度も低いですし、気軽にサクッと恋愛アドベンチャーが楽しめます。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
ゲーマー女子の芹香ちゃんから攻略を始めました。
「これだ」と思える選択肢を選んだつもりでしたが、さすがにそこはツンデレ。
迎えたのは、バッドエンド でした。
再び挑戦するも、またもやバッドエンド。
悔しくて、トライ&エラーでメモりながら正解のルートを導き出し、エンディングへと向かいました。
大変でしたが、ツンデレ芹香ちゃんの「デレ」がかわいかったので、よしとします。
再挑戦して、エンディングを迎えましたが、私、女心わかってないのかも。
気になったことといえば「1週間という短い期間で恋愛に発展するものだろうか」ということ。
それまでまったくなにも思ってなかった相手に対し、1週間のふれあいの中で愛が芽生えるものだろうかと。
片想いならまだしも、両想いですからね。
「運命の2人が恋に発展する物語」と考えたなら、とても納得できますし、ロマンチックです。
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