壮大なシリーズとなる、アサシンクリードの第2作目。
シリーズのストーリーは全て繋がっているため、『アサシンクリード』をプレイ後にこの作品をプレイした方がより理解ができます。
今作は『アサシンクリードⅡ』の3部作をまとめたもので、PS4版にリマスターされています。
内容は『アサシンクリードⅡ』『アサシンクリード ブラザーフッド』『アサシンクリード リベレーション』さらに、各ダウンロードコンテンツも収録。
短編映画『アサシンクリード リネージ』、短編アニメーション『アサシンクリード エンバース』も収録していますが、マルチプレイモードは未収録です。
なお、PS3版『アサシンクリードⅡ』との変更点をわかる範囲でまとめてありますので、こちらも参考にどうぞ↓
-
アサシンクリード エツィオコレクション 開封紹介
『アサシンクリードⅡ』『アサシンクリード ブラザーフッド』『アサシンクリード リベレーション』のエツィオが主人公の3部作をまとめたもので、PS4版にリマスターされたもの。さらに、各ダウンロードコンテンツも収録。
スポンサーリンク
目次
概要
ゲーム内容
『アサシンクリード』(以下、無印版)のクリア後のストーリーから、繋がって、物語は始まります。
今作も2012年の現代を生きるバーテンダーのデズモンドと、ルネサンス期のイタリアを生きるエツィオ。
この2つの時代を交差しながら、物語は進みます。
エツィオは、アサシン(暗殺者)となり、巨大な陰謀への復讐劇が始ります。
戦闘は主にアサシンブレードなどの剣ですが、ハンマーなどの武器なども持てるようになります。
モンテリジョーニでの戦闘訓練にて、特殊攻撃が取得できます。
今作も壁に登ったり、高い場所から落ちたりという「パルクール」を基にしたアクションがあります。
より高く飛べるアクションや、より遠くへ飛べるアクションなど、ストーリーを進行していくことで獲得できるアクションがあります。
通貨
無印版には無かった、「通貨(フローリン)」の概念が登場。
ミッションクリアや、各地にある宝箱など、入手方法は様々。
使用する場面も多く、
- 傭兵などを雇う
- 医者の利用や装備品の購入
- 街の発展
- 移動ステーションの利用
などなどで使用します。
武器
無印版の武器は、
- アサシンブレード
- 剣
- 投げナイフ
でしたが、新たに
- ハンマー
- 小型武器
- ブレードポイズン
などの武器が増えました。
ストーリー進行で持てるようになり、装備変更も可能です。
ミッション
やり込み要素の1つ。
やらなくてもいいのですが、このミッションでアクション操作を鍛えておくと、ストーリーで役にたちます。
1・暗殺ミッション
暗殺依頼は伝書鳩が持っています。
指定された通り、暗殺します。
2・競争ミッション
競争相手のタイムと競うミッション。
チェックポイントの白い輪をどんどん通過していきます。
また、乗馬での競争ミッションもあります。
3・制裁ミッション
浮気の夫を懲らしめ、改心させるミッション。
決して、殺してはいけません。
4・使者ミッション
手紙を時間内に指定の人物に届けるミッション。
やり込み要素
やり込み要素は色々あるのですが、その中でも4つを特筆します。
1・羽集め
各街に点在しています。
キラキラ光るのでわかりやすいですが、見つけにくいのです。
100枚集めると トロフィー 取得です。
2・像集め
モンテリジョーニの壁に置いてあるのでそれを集めます。
ヴィラの裏庭に2体ずつ設置すると2000f手に入ります。
8体集めると トロフィー 取得です。
3・秘密の場所の発見と攻略
アサシンの墓所、またはテンプル騎士団の基地を見つけます。
またその場所で、戦闘をしたり、謎解き(主にどうやって目的の場所に行くか)をします。
アサシンの墓所の6箇所は、各 トロフィー が取得できます。
なお、謎解きはムービーやハトのいる場所がヒントになっています。
4・隠された真実(シンボル)の発見と攻略
名所に隠されたシンボルがあり、「タカの目」で見ることができます。
発見後はパズルなどを攻略しなくてはいけません。
難度の高いものもありますが、全てのシンボルを攻略すると トロフィー 獲得です。
良い点
より「暗殺者」に
無印版よりも暗殺者という感じでした。
壁のヘリに掴まって、暗殺。
ワラ山や落ち葉の中から、暗殺。
高い場所から暗殺、という暗殺方法が増えました。
またアクション性があがり、だいぶ遊びやすくなりました。
壁を登るのもサクサクです。
タカの目が便利に進化
無印版では「タカの目」は、止まっている時にしか発動できませんでした。
しかし、今作では「タカの目」をしながら、歩けるようになりました。
また「タカの目」を発動していると、隠れられるワラ山やベンチ、井戸などが光るためわかりやすくなっています。
「タカの目」の重要性があがり、非常によかったです。
住民が静かに
無印版よりも、街の住人がおとなしくなりました。
無印版は物乞いや薬物中毒者、酔っ払いが多く、かなり絡んできましたが、今作では「演奏家」のみ。
しかも「お金を投げる」という行動ができるようになったので、絡んできたら「お金を投げてやりすごす」ということができるようになりました。
ハトのたまり場所
ハトがたむろっているいる箇所は、そこからジャンプするとワラ山や落ち葉の山があって、どんなに高くともシンクロバー(HP)を減らさず降りられます。
無印版では、ハトに近づくと、目印のハトが飛んで行ってしまうため、意図せず下に降りてしまったことがありました。
しかし今作では、ハトが去っても「ハトのフン」が目印となるので、かなり役に立ちました。
さらに景観を損ねないのですごくいいアイデアだと思いました。
やり込み要素
やり込み要素が増えてうれしいです
また トロフィー に対応したこともうれしいです。
羽は52/100しか集められませんでしたが、とてもおもしろかったです。
武器、防具、絵画
細かいところまで作り込まれている今作。
建物の壁や装飾、武器や防具もかっこいいです。
一番ビックリしたのが、絵画や壁画。
本物そっくりなのです。
絵画は購入すると「ヴィラ」で鑑賞可能。
「ヴィラ」に展示してあるので、本物の大きさがわかって、芸術鑑賞にとてもよいです。
ノンフィクションとフィクション
実在する写真や手紙、実在する建物や人物、歴史上の史実などなどが出てきます。
かなりよく調べて作られています。
このゲームは、ノンフィクションとフィクションが入り混じったゲームなのです。
その他の良い点
- 流血表現のON/OFF機能(私はOFFにしてプレイ)
- 各街にある移動ステーションを利用することにより、各街への移動が楽。(ストーリー進行の途中から)
- ビューポイントのシステム。
またビューポイントの飛べる箇所がうっすら光るためわかりやすいです。
- お金で武器や防具などが買えるようになり、収集要素が増え、楽しかったです。
不満点
言語と字幕
PS3版では、言語が日本語、英語、イタリア語から選択でき、字幕は日本語のみでした。
PS4版では、言語が日本語、英語の2つのみ。
字幕は日本語と英語から選択できます。
危機
無印版では、敵に見つかると左上が赤く光って、音で知らせてくれました。
しかし、今作では右下の枠が赤くなるので、プレイ開始直後はとてもわかりにくかったです。
結果的には慣れましたが、音の方がよかったです。
登れない!見つからない!
ストーリーの「DNAシークエンス6」で必ず、とある塔に登らなければなりません。
普通に登っていき、ベランダのようなでっぱりから、ランプがぶら下がっている杭にジャンプして、登って行くのですが、まったく上手くいかないのです。
どんな方法を試そうとしてもダメ。
ネットで調べてみると、「壁ジャンプ」なるものがあり「壁を駆け上がる途中で、行きたい方向にジャンプする」というもの。
と不満を思いつつ試すと、上に登ることができました。
そして、しばらくストーリーを進んだところで、この「壁ジャンプ」のヘルプが出てきました。
これは開発の設定ミスかなと思います。
また、パシリカ・ディ・サン・マルコの「秘密の場所」がわからなく奔走しました。
場所の説明の画像では、船と船の近くの建物が映っているので、徹底的に探しましたが見当たらなく・・・。
しかたなくネットで調べると、そこからやや離れた灯台が「秘密の場所」でした。
その他の不満点
- スキップ不可
- 冒頭のデモでは字幕表示がない
- 隠された真実(シンボル)を攻略する際に、見ることができる手紙や写真。
それらを攻略後に見ることができないのが、残念でした。
- DNAシークエンス9の「旗争奪戦」で、競争前に「旗を奪い返す」との表示が出て、混乱し何度も失敗しました。
実はこれ「旗を奪い返す」ではなく「目的の場所にある旗を取りに行き、基地に戻る。旗を奪われたら、奪い返す」です。
こういった大事なところはしっかりと ローカライズ してほしいです。
- クリア後、装備していた武器が全て装備していない状態になりました。
また、所持するタイプの武器は一番弱いものに代わっています。
「ヴィラ」で装備し直す必要があり、面倒でした。
- 「タカの目」を使用中でも、ミニマップを見れると良かったです。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 25時間 |
所持しているサウンドトラック | アサシンクリード エツィオコレクション特典サウンドトラック |
シリーズのプレイ状況(とも) ※記事作成時点 |
ASSASSIN'S CREED(PS3) |
トロフィー 状況 | 91%(17年3月5日時点) |
トロコン 難易度 | 難易度は普通だが、羽を100枚集めるのが大変。 |
総評
アクションもストーリーも各段によくなった今作。
シリーズの中で1番人気なのも、うなずけます。
さてこれから、第2部の『アサシンクリード ブラザーフッド』をプレイ予定。
とても楽しみです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
-
ASSASSIN'S CREEDⅡ(アサシンクリード2) 感想・レビュー byみなと / アサクリ人気を決定づけたエツィオ始まりの物語
『アサシンクリード エツィオコレクション』(PS4)に収録されている『アサシンクリードⅡ』をレビュー。購入からだいぶ経ちましたが、エツィオの物語の始まりと、イタリアの街並みを体験してきました。