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3DS「バッジとれ~るセンター」でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
画像のキャラクターと映画は一切関係ありません。
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目次
概要
初公開年 | 2013年 |
ジャンル | 長編アニメ |
監督 | 宮崎駿 |
主なキャスト | 庵野秀明、瀧本美織、 西島秀俊、國村隼、野村萬斎、西村雅彦 |
あらすじ
飛行機に憧れている少年、二郎(少年期・鏑木海智)。
夢に現れた飛行機の設計家、カプローニ伯爵(野村萬斎)に励まされ、自らも飛行機の設計家になろうと夢見る。
大学生になった二郎(庵野秀明)は飛行機の設計を学んでいた。
そんな時、関東大震災が起きる。
そこで出会った少女、菜穂子(幼少期・飯野茉優)と運命的な出会いを果たす。
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今まで私が観た、宮崎駿監督の監督作品
- 『ルパン三世 カリオストロの城』(1976年)
- 『風の谷のナウシカ』(1984年)
- 『天空の城ラピュタ』(1986年)
- 『となりのトトロ』(1988年)
- 『魔女の宅急便』(1989年)
- 『紅の豚』(1992年)
- 『On Your Mark〜ジブリ実験劇場』(1995年)
- 『もののけ姫』(1997年)
- 『千と千尋の神隠し』(2001年)
- 『ハウルの動く城』(2004年)
- 『崖の上のポニョ』(2008年)
映画について
1・効果音
この映画、効果音が人の声で作られています。
声色を変えて、それを重ねたりして。
新しい試みのせいか、賛否両論あります。
2・喫煙シーン
賛否両論といえば、喫煙シーンに関して賛否両論あった作品でもあります。
私も夫も、タバコは吸わないですし、タバコの匂いも嫌いです。
しかし、映画やアニメ等で喫煙シーンがあって、「未成年が真似したら、どうすんだ。うんぬんかんぬん」という話はもっと嫌いです。
キャラクターとして形成されるアイテムの1つがタバコだと思うし、時代背景もあります。
ナンセンスな話です。
3・英語版
英語版の堀越二郎役をジョゼフ・ゴードン=レヴィットが担当しています。
好きな俳優さんで、声もいいんです。
日本版のDVDで吹き替えを切り替えられるので、見る前は、どっちでみるか頭を悩ませています。
感想
今回は箇条書きスタイルにしてみました。
【良かった点】
- 最初、二郎の声に違和感を覚えたが、慣れた。
というより、二郎の声がもっと聞きたいと思った。
棒読みという他の方のレビューもあったが、あれがいいのではないか。(全て棒読みでもない)
寡黙な感じと、誠実な感じが出ている。
作った声ではなく、素の声だから、なお良い。
私、個人では、ジブリ作品の中の好きな男性キャラ上位に入るくらい惚れた。
菜穂子の声との相性もよかった。素敵なカップルでした。
- 効果音が良い。
一般の普通の効果音に聞き慣れているせいか、この作品に出てくる地震やら飛行機の音が新鮮で、恐ろしくて、怯えた。
効果音でそんな体験は初めてでした。
他の方のレビューでは、気持ち悪い、違和感などの声がありましたが、私は好きです。
- 社会風刺が効いている。
- 主題歌が良い。
主題歌の歌詞を聞きながら、エンドロールを見たら、号泣してしまいました。
作中に主題歌で泣いたのは初めてでした。
【不満点】
- 時間の移り変わりが、はっきりしなく、わからなかった。
(「観客の混乱を最小限にとどめつつ、大胆な時間のカットはやむを得ない」と監督は覚書に書いていますが…)
- 淡々とした時間の流れが、飽きやすいかも。
(「日常生活は地味な描写の積み重ねになる」と監督は覚書に書いていますが…)
- もう少し戦争の悲惨さを出して欲しかった。
まとめと評価
切なくて、悲しくも、美しい作品でした。
ジブリ作品=ファンタジーと思ってほしくない。
『風立ちぬ』は大人のための映画です。
飛行機作りに憧れ、しかし、時代は一般的な飛行機ではなく、戦闘機を欲する時代。
二郎とその背景をどう読み解くか。
ご自分でご覧になって、考えてほしいと思います。
総合★★★★★
脚本★★★★☆
演出★★★★★
映像★★★★★