真・女神転生 STRANGE JOURNEY　感想・レビュー byみなと

今回のレビューは、ニンテンドーDS『真・女神転生 STRANGE JOURNEY（ストレンジ・ジャーニー）』。
「メガテン」シリーズの外伝的作品。略称は「SJ」。

キャッチコピーは「人類よ。これ以上、何を望むのだ。」
増え続ける人口、歯止めの利かない欲望、そんな人類の業に対する警鐘が含まれたストーリーである。
決して、「最高傑作だから、これ以上のものは求めないで」と言いたいわけではないはず・・・。

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概要

良い点

ゾクゾクするストーリー展開

突如南極点に出現した「シュバルツバース」という空間。
日に日に広大化し、あらゆる物を分子崩壊してしまうその空間を調査するために、主人公たち「シュバルツバース調査隊」が南極に赴く。

もうこの導入から心が引き込まれた。
この「シュバルツバース」に関しても、「ドイツのハンマーシュミット博士が提唱した理論」の解説を交えるなど、すごく「それっぽい」定義の仕方で、非常に好み。（実在しません）

1つ1つの要素がSF的でありながら、筋の通った設定で素晴らしい。

「メガテン」らしさ全開

などなど、これまでの「メガテン」やその系列のゲームのいいとこどりなシステム。

さらに楽しい新システム

など、新たな試みや、やりこみ要素も充実している。

アンノウン悪魔の脅威

初めて遭遇する雑魚敵悪魔は、姿が解析不能の「アンノウン」となっている。
当然、何者かわからないため、何の攻撃が有効かもわからない。
運が悪ければ、攻撃を「反射」や「吸収」されてしまう。

序盤の「オニ」に、何度負けたことか・・・。
緊張感が増す要素であるが、苦手な人もいるかと。

不満点

ひたすら歩く

プレイレコードの達成には、全てのダンジョンの全マスを踏破する必要がある。
報酬も貰えるので頑張りたいところだが、かなり大変。
特に2周目以降に進入できる領域は異常に広く、移動だけで随分時間がかかる。

もっとも、普通にクリアする分にはそこまでではないが。

マッカビーム

敵の専用スキルに「マッカビーム」というものがある。
知っている人は、既におわかりであろう、この凶悪スキル。
ダメージはないが、主人公が所持金の1/4を失うという鬼効果。

なにより、その辺の雑魚悪魔が普通に使ってくるのが酷い。
精神的ダメージが計り知れない・・・。

プレイ状況

総評

骨太な難易度、切れ味鋭いシナリオ、300を超える悪魔達。
外伝ではあるが、「メガテン」の楽しさが詰まった今作。
根気は要るが、とてもオススメ。

妻からもちょっと言わせてもらいます

ストーリーが優秀で、しかも、 マルチエンディング で、全てのエンディングが見たくなる。
2周目クリア+セーブ&ロードで、全てのエンディングを見ました。
好きなエンディングもあれば、嫌いなエンディングもありましたが、心から楽しめました。

映画「遊星からの物体X」と似ていると話題になったこのゲーム。
しかし、意識して作ったわけではないそうです。

で、映画好きとしては、その「遊星からの物体X」という映画が見たくなり、1982年版を見ました。
そして、似ている部分を確認し、映画の内容に震え上がるのでした。

ゲームはオススメですが、いかんせん「DSソフト」。
まぁ、荒い画像が怖さを助長していて、なおいいかもしれません。

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