19年3月22日発売の、『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE(隻狼)』。
フロムソフトウェアが贈る、高難度アクションアドベンチャーゲームです。
舞台は戦国。
主人公は、忍びの「狼」。
PS4版の一周目をクリアしましたので、クリアレビューをいたします!
スポンサーリンク
目次
概要
特典内容
予約購入限定の、数量限定特典付きパッケージを購入しました。
デジタルアートワーク
PS4で閲覧できるデジタルアートワーク。
残念ながらスクリーンショットは撮れませんが、見ごたえのあるアートワークが多数収録されていました。
ミニサウンドトラック / 収録曲一覧
PS4で再生できるサウンドトラックが収録されています。
こちらもスクリーンショットは撮れません。
収録曲は5曲でした。
- 隻狼(sekiro)/ 北村友香
- 葦名衆(ashina_clan)/ 北村友香
- 強者(strength_and_discipline)/ 北村友香
- まぼろしお蝶(the_phantom_lady_butterfly)/ 北村友香
- 葦名弦一郎(genichiro_ashina)/ 北村友香
曲を選択後、□ボタンの「楽曲ファイルをエクスポート」を選ぶとUSBストレージへエクスポートできます。
USBストレージにエクスポートすると、パソコン等に移すことができます。
なお、一括選択はできません。
まさに「血沸き肉踊る」音楽です!
『ソウルシリーズ』の雰囲気も入ってます。
ゲーム内容
各ハードのオンラインマニュアルが公開されています。
詳しい操作方法等はそちらをご覧ください。
PS4版オンラインマニュアルはこちら
→ https://www.fromsoftware.jp/manual/sekiroshadowsdietwice/ps4/
以下、特筆したい点をご紹介します。
流血表現について
流血表現は
- ON
- Mild
- OFF
の中から選べます。
「Mild」だと黒い血が吹き出ます。
黒い血も、ある意味怖い。
「OFF」にすると血が出なくなりますが、一部の演出では表示されます。
カメラとキーコンフィグ
カメラ操作は、上下左右反転可能です。
ボタン設定でキーコンフィグが可能です。
使いやすいボタン配置にしましょう。
忍殺
攻撃で敵の「体幹」を削ると、「忍殺」という必殺攻撃ができます。
弾いたり踏みつけたりすることでも、「大幹」を削れます。
「忍殺」をしないとトドメをさせない敵もいます。
場合によっては、不意打ちからの「忍殺」で、一撃で敵を倒すこともできます。
「忍殺」を複数回決めないと倒せない敵もいます。
「死」と「回生」
死亡すると、銭とスキル経験値を半分失います。
『ソウルシリーズ』や『ブラッドボーン』とは異なり、取り戻すことはできません。
スキルポイントを獲得すれば、獲得した分のスキルポイントは失いません。
死亡すると、最後に休息した場所で復活します。
ただし、一定の確率でデスペナルティを免除されます。
これは「冥助」といいます。
死亡した際、「回生」をおこなうとその場で復活します。
タイミングを調整できるので、不意打ちを狙えることもあります。
連続で使用はできず、敵を倒したりすることで、再度使用できるようになります。
死亡を繰り返すと NPC に悪影響があるようです。
「竜咳(りゅうがい)」という病気で、これにかかっているNPCが多いほど、冥助の確率が下がります。
ただし無限に解除できるわけではないので、「竜咳」→即回復をし過ぎると不利になります。
良い点
情緒があり美しい「和」の世界
グラフィックの美しさに定評があるフロムソフトウェアですが、今作でもその美麗さを堪能できます。
特に風景は本当にスゴイ。
↑はロード中の画像ですが、ここでもさまざまな美しい画像が表示されるので、目にうれしいです。
がっつりストーリー
今作には、かなりしっかりとしたストーリーがあります。
開始十数分は、ムービーで丁寧に語られます。
主人公は寡黙ですが、非常に渋くて魅力的です。
全体的に声優さんの演技が素晴らしく、引き込まれました。
時代設定に合わせた、とても重厚な和の空気を感じられます。
主と従、情と掟、そして使命と願いが交錯する物語が展開されます。
鉤縄が楽しい
序盤に解禁になる鉤縄アクション。
遠いところや高い所にギュンギュン飛べて、立体的に攻略できる楽しみがあります。
ジャンプ中に別の鉤縄ポイントに連続ジャンプすることも。
スピーディーで、爽快感が味わえます。
プレイヤー自身の成長を実感する難易度
今作にはレベルの概念がなく、主人公の能力強化は、基本的にボスクラスの敵を倒さねばできません。
スキルポイントで技術を身につけることができますが、劇的に強くなるわけではありません。
敵の攻撃は強烈。
何度も何度も死ぬことになります。
そうして少しずつ敵の動き・パターンを覚え、最適な対処をする必要があります。
ボスを倒すころには、自然とプレイヤースキルも向上していることでしょう。
非常に高難度ですが、クリアした時の達成感はとんでもなく大きいです。
剣戟(けんげき)のカッコ良さも、唯一無二です。
丁寧で親切な設計
今作は、これまでのフロムソフトウェアの作品に比べ、親切丁寧になった箇所が多く存在します。
- 随所に表示されるチュートリアル
- 難解な部分が減ったシナリオ
- 大ボスの手前に復活ポイント
- 手に入りやすい形代や回復アイテム
などなど。
難しさ以外の部分は、非常に遊びやすくなっていると感じました。
不満点
ロードが長い
これは機種にもよると思いますが、全体的にロード時間は長いと感じました。
何度も何度も死んで覚える関係上、死後のロードが長いと「待たされている感」が強くなります。
オープンワールドタイプのゲームなので、ある程度は仕方ないとは思いますが・・・。
場合によっては、戦闘よりもロードが長い時も。
ただ、ロード画面中に表示されるヒントはかなり有用です。
↑の使用アイテムスロットジャンプ機能は、ロード画面で初めて知りました。
注意点
『ソウルシリーズ』とは別物
一見、「和を舞台にした『ダークソウル』」と見られそうな今作ですが、プレイするとこれまでのシリーズとは似て非なるものだと実感できました。
ゲームメディアの4gamerさんで、
「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」と「DARK SOULS」はここが違う
という記事が公開されていますので、気になる方は一度読んでおくと良いです。
まずもって大きく異なる点は、「レベル」が無いところ。
スキル経験値を使うことで技は増えますが、レベルアップでステータスを強化しません。
「忍殺」のシステムもあり、『アサシンクリード』等に近いジャンルです。
『ダークソウル』をプレイする気持ちで挑むと、痛い目に合うかと思います。
『ソウルシリーズ』との類似点
とはいえ、『ソウルシリーズ』や『ブラッドボーン』に近い点も存在します。
- 死んで覚える難易度
- 鬼仏(休憩所) ワープや買い物もできる
- 補充制の回復薬
- 形代=水銀弾
- 魅力的なテキスト
- 1くせも2くせもありそうなキャラクター
- 重厚な雰囲気
などなど、これらの要素に魅力を感じていたのなら、今作は合っているかもしれません。
避ける?弾く?
敵の攻撃に何発も耐えられるゲームではありません。
避けるなり弾くなりして、ダメージを最小限にし、敵の「体幹」を削り「忍殺」を決める。
しのぎを削る攻防戦はとても熱いです。
ただ、そのさばき方は「弾く」「ステップで避ける」「ジャンプで避ける」「突き攻撃を見切る」。
これらを、敵の動きを見て瞬時に判断して実行しないと、厳しい戦いになります。
レベルアップによるゴリ押しもきかないので、かなりプレイヤースキルを求められるバトルです。
イージーモード等もないので、挫折する人も多そうです。
根気があればクリアできる絶妙な難易度設定ですが、逆に言うと根気に自信がない人は手を出さない方が良いかもしれません。
でも、それ以前にあんなすごい戦い方、私にはできないよ。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 ※記事作成時点 |
86時間 |
所持しているサウンドトラック | ミニサウンドトラック (予約購入限定 数量限定特典) |
トロフィー 状況 ※記事作成時点 |
54% |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
総評
期待通りのカッコ良さと難しさの『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE(隻狼)』。
心折れずに、なんとかクリアすることができました。
最高の剣戟。
楽しすぎるチャンバラアクション。
素晴らしい景観。
とても高水準の傑作です。
ただ、通常クリアのトロフィー獲得率は、わずか10%。
心折れるレベルの難易度である。という点は、ご注意を。
今作のボスバトルを特集した記事はこちら。ネタバレありです。
-
死闘の果て『隻狼』全ボス撃破の軌跡
「戦いの記憶」を得られる大ボスたちに、どのくらい苦戦したか、どう攻略したかを書いていきます。ネタバレありです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |