3月16日に発売された、Nintendo Switch『星のカービィ スターアライズ』。
久しぶりとなる据置機でのカービィです。
「みんなで楽しめる」というスイッチならではのゲームデザインは、今作にどんな影響をもたらしたのでしょうか?
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目次
概要
ゲーム内容
主なゲーム内容は、こちらの記事にまとめています。
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AIが優秀!4人で協力!星のカービィ スターアライズ ゲーム内容・解説
1人でも4人でも楽しいスイッチソフト『星のカービィ スターアライズ』。ゲーム内容やミニゲーム内容を解説します。
良い点
手軽にマルチプレイ!フレンズシステム
今作の特徴的なシステムである、フレンズシステム。
ハートをぶつけて、敵を味方にできます。
シリーズ経験者にわかりやすく言うと、『スーパーデラックス』のヘルパーシステムと、『星のカービィ Wii』の4人同時プレイが合わさったようなシステムです。
これに、能力合成である「フレンズ能力」が加わります。
ソード × ファイア = 火の剣
というように、さまざまなコピー能力を組み合わせて能力を合成する点は、『星のカービィ64』っぽくもあります。
つまり今作は、これまでのシリーズのいいとこどり。
フレンズ能力の組み合わせを考えて仲間を引き連れるのもおもしろいですし、手軽にマルチプレイができますので、家族や友人と一緒にプレイする楽しみもあります。
CP(コンピュータ)の状態でもかなり頭が良く、難しいギミック操作もこなしてくれます。
フレンズフロアで発動できる、4人がかりの「フレンズアクション」も、ダイナミックでおもしろいです。
シリーズファンにとっては感動もの
上記のように、過去作の特徴を引き継いだ今作ですが、シリーズファンが喜ぶ要素はまだまだあります。
- デデデ大王やメタナイトも仲間にできる「ドリームフレンズ」
さらに多くの歴代キャラが、今後のアップデートで続々と配信されるとのこと。
しかも無料。 - 『スーパーデラックス』をセルフオマージュしたステージや、ワールドマップ
- ピースを集めて完成するイラスト
イラスト完成後のBGMも必聴です! - クリア後に行けるステージでの演出
- 懐かしのボスや能力が復活
などなど。
Nintendo Switchならではの楽しみ
フレンズ能力申請して、何も組み合わせない時。みんなで「?」出すのかわいい(みなと) #星のカービィスターアライズ #KirbyStarAllies #NintendoSwitch pic.twitter.com/oVVbQ14kaP
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) 2018年3月16日
今作は、Nintendo Switchの動画撮影機能に対応しています。
つまり、30秒前の過去にさかのぼっての動画撮影が可能です。
携帯モードでも、おすそ分けプレイでも楽しめますし、ミニゲームでは振って操作も可能。
便利なステージ一覧
ワールドマップで「Yボタン」を押すと出る、ステージ一覧。
別のワールドのステージも選べますし、収集要素の達成状況もわかります。
選択したステージに直接飛ぶこともできますし、とても便利です。
その他の良い点
- 音楽が良い
- グラフィックがとても綺麗
- 可愛い
- ロード画面のTIPSがためになる
不満点
良く言えば「安定」。悪く言えば・・・
新たな機種、新たなシステムで登場した今作。
これまでのいいとこどりではありますが、どれも既存のものに近いシステムですし、新しい何かは期待しないほうがいいでしょう。
安定して楽しいですし、特別難しいところもありません。
シリーズファンでも初心者でもオススメできる良作ですが、安定し過ぎて無難な作りです。
ピース集めマラソン
パズルのピースは、求められている個数に対し、手に入る個数が少ないです。
amiiboを使うとある程度入手数は増えますが、それでも「比較的早めに集まりクリアできるステージ」を繰り返しプレイすることでコンプを目指しました。
問題は、ダブる点。
パズルのピースは、すでに持っているものを入手する場合があります(大きなピースは除く)。
「必ず新規」というわけではないのです。
ダブる必要はなかったと思います。
何でも合成できるわけではない「フレンズ能力」
今作はとても多くのコピー能力が登場するので、かなりの種類の「フレンズ能力」があります。
しかし、組み合わせはある程度固定されていて、自由度は低いと感じました。
『星のカービィ64』では、能力数自体は少ないですが、全てのコピー能力に組み合わせが存在しました。(無茶なのもあったけど)
今作『スターアライズ』では、「武器×属性」や「ファイター×だれでも」等の組み合わせが主になります。
「武器×武器」、「同能力2つでさらに強力に」はできません。
4人揃っていないと行けないところがある
上の画像のようなところを始め、今作には「2人」や「4人」揃っていないと進行できない場所があります。
もちろん、フレンズは全員CPでかまいませんし、直前にはいくらでもフレンズを増やせる措置はされています。
ですが、縛りプレイなどで少人数で攻略したい場合、人員を増やす必要があるのでテンポが悪くなります。
隠し扉等を開ける仕掛けなら良いですが、メインの進行ルートも普通にふさがれているため、どうしても仲間が必要になります。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 10時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
星のカービィ(GB) 星のカービィ 夢の泉の物語(FC) カービィのピンボール(GB) カービィボウル(SFC) 星のカービィ スーパーデラックス(SFC) 星のカービィ64(N64) 星のカービィ 鏡の大迷宮(GBA) 星のカービィ 参上! ドロッチェ団(DS) 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス(DS) あつめて!カービィ(DS) 毛糸のカービィ(Wii) 星のカービィ Wii(Wii) みんなで!カービィハンターズZ(3DS) 星のカービィ トリプルデラックス(3DS) |
総評
「良い点」でも書きましたが、今作はこれまでのシリーズのいいとこどり。
過去作のファンや、これまで通りの「安定したカービィの楽しさ」を求めているなら、確実に買いです。
家族や友人と和気あいあいとプレイしたい人にも向いています。
「口移し」とか、可愛いし盛り上がりますよ。
ストーンの「マッチョ」もいいですね。
マルチプレイやフレンズシステムにゲームシステムが寄り過ぎていて、ソロで楽しみたい人には向かないかもしれません。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
『カービィ』と言えば、敵から能力をコピーし、その能力を使ってさまざまな ギミック を解いたり、敵を倒したりします。
そのギミックを解く際、いつもの『カービィ』なら、必要な能力を探さなければなりません。
しかし、今作は仲間にその能力がいれば、探さなくてもいい。
苦手な能力ならば、その仲間にしてもらえればいい。
そのわずらわしさがなくて、とても快適に進めることができました。
また、仲間との連携プレイがとてもよくできていて、感動を覚えました。
「コピーのもと」に触って変身できるのは、カービィ限定にしてほしかったです。