2021年11月11日発売の、『真・女神転生Ⅴ』。
本当に超待望のシリーズ最新作!
約80時間プレイし、ついに一周目をクリアしましたので、クリアレビュー記事を書きました。
購入を迷っている人は、参考にしてください。
主な良かった点
- 「メガテンらしさ」健在!
- 移動が超快適
- 凝っていて見応えのあるモーション
主な不満点
- 所持数制限
- 地図がみづらい
発売直後に公開したファーストレビュー記事をベースにしています。
公式サイトに書かれている以上の、ストーリーのネタバレはありません。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公は高校生。
名前はプレイヤーがつけます。
ある日、下校中にトンネル崩落に巻き込まれ、気が付くと荒廃した異界にいました。
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異界・ダアトにて「アオガミ」と名乗る男と融合し、「ナホビノ」という存在になる主人公。
この力を使い、生き延びようとしていきます。
シリーズの共通要素
- 登場する敵は世界中の伝承に登場する悪魔や神など
それらを総称して「悪魔」と呼ぶ - 悪魔はバトル中、会話することで仲間にできる
仲間にした悪魔は「仲魔」と呼ぶ - 仲魔どうしをかけ合わせて新たな悪魔を作り出す「悪魔合体」
- 選択肢により変化するシナリオ・マルチエンディング
- 主人公はしゃべらず、名前もプレイヤーが決める
- 東京がえらいことになる
といった、『メガテンシリーズ』恒例の要素は健在です。
バトルシステム
今作はコマンドバトルRPGです。
3Dのフィールドを探索し、敵のシンボルとぶつかることで戦闘画面に突入するシンボルエンカウント方式をとっています。
バトルシステムは、「プレスターンバトル」。
『真・女神転生Ⅲ』『Ⅳ』『Ⅳ FINAL』と同様のシステムで、
- 味方パーティーと敵パーティーで交互にターンが回る
- 弱点やクリティカルで味方の行動回数が増える
- 無効やミスで味方の行動回数が減る
- 反射や吸収されると、一気にターン終了
- 敵側も同じルール
という、特徴的なバトルとなっています。
というスリル満点のバトルです。
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さらに今作独自要素として、ゲージをためて放つ「マガツヒスキル」という大技も用意されています。
探索要素
- 「仲魔ストック数を増やす」といった特殊な能力「神意」を得るために必要な「御厳(みいつ)」の入手
- 換金できる「遺物」の入手
- クエストの受注
- ミマンの捜索
など、ダアト内では多くの探索要素が用意されています。
ミマンは物陰などに隠れている謎の生物で、話しかけるとゲーム内でのヒントや小話と共に「御厳」をくれます。
見つけたミマンの数が一定数に達すると得られる報酬もあります。
「クエストナビ」という、探索をサポートする悪魔も存在します。
マップ上にランダム発生するアイテムを教えてくれたり、目的地を示してくれたりします。
アイテム探しはたまに失敗して悪魔との戦闘になる場合があります。
ただ、高めの確率でミタマ(ボーナス悪魔)と遭遇できます。
クエストナビの悪魔は戦闘に参加しません。
龍穴
ダアト内には「龍穴」というスポットが点在しています。
この龍穴では、
- セーブ
- 龍穴間のワープ
- 骸の隠れ家(お店)の利用
- 悪魔合体用施設(邪教の世界)の利用
- 回復
などの機能が利用できます。
骸の隠れ家
店主・ギュスターヴが経営する、ダアト唯一無二のお店。
商品はストーリー進行で増えます。
遺品の買取や、見つけたミマンに応じた報酬もこちらで。
邪教の世界
今作での悪魔合体施設、邪教の世界。
合体のほかには、御厳を消費して覚える特別なスキル「神意」の習得ができます。
神意のラインナップは、フィールドに存在する「マガツカ」を破壊することで増えます。
また、宝箱や仲魔のレベルアップなどで手に入る「写せ身」を使えば、主人公はスキルか防御相性を、仲魔はスキルを付け替えることができます。
DLC
DLC によって、その適用タイミングに違いがあります。
「人修羅と九人の魔人」は、2つめの龍穴に着いたタイミングで解禁されました。
適用したからといって問答無用でバトルが始まるわけではないので、ご安心を。
ボーナス悪魔の御魂が増加するDLCは、全てオプション設定でON・OFFが可能です。
適用すると、かなり多く出現します。
ただし、倒すのは意外と難しいです。
この記事の最下部に「御魂の倒し方」を記載しておきましたので、よろしければどうぞ。
各DLCの開始タイミングと適正レベル
開始タイミング | 適正レベル | |
人修羅と九人の魔人 | 2つ目の龍穴到達で解禁 以降、順番に各地に出現 |
レベル25 ただし、順々に強くなり、最終的には最高レベルと対策が必須 |
女神の修行 | 1つ目のダアトクリア後に解禁 | レベル35 |
女王の凶櫃 | レベル60 | |
博士の最初で最後の願い | レベル80 |
今作はレベルによる補正が強めに働くので、主人公だけではなく、仲魔もできるだけ適正レベル付近で揃えたいところ。
良い点
「メガテンらしさ」健在!
シリーズ特有の特徴的なシステムは、しっかり備えています。
その油断ならない難しさも、ちゃんと継承。
ザコ戦でもスキルをしっかり使っていかないと、危険です。
「直前のバトルを再開」みたいな親切な措置もないので、セーブはこまめに!
とはいえ、
- 適正レベルであれば、対策をすれば勝てるバランス
- シンボルエンカウントなので、危ない時は戦闘をさけられる
- 仲魔にいる悪魔なら、会話で戦闘を回避できる
など、決して理不尽ではないゲームバランスです。
だいたい「ノーマル」がハード寄りな難易度ですので、シリーズ初心者は「カジュアル」の方が楽しくプレイできるかもしれません。
移動が超快適
ダアトは最初のエリアでもかなり広く、シームレスに移動ができます。
ですが、移動に関してほとんど不便を感じません。
- 移動スピード自体が速め
- ダッシュでかなりの高速移動が可能
- 「左スティック押し込み」or「ZL+ZR同時押し」で、オートラン
- ジャンプができる
- 龍穴間でのワープ
- ロード時間も短い
といった感じで、非常に快適です。
ゲームが進むと「最後に使った龍穴に一瞬で戻る」という無限アイテムも登場し、さらに快適になります。
凝っていて見応えのあるモーション
今作は完全3Dになり、そのモーションはかなり気合を入れて作られたのだと感じました。
専用スキル演出はもちろんのこと、待機モーションやフィールド内での動きなど、とにかく見応え十分です。
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座っている野良のケットシーなど、かわいくてこだわりが光るものも多いです。
フィールド探索が楽しい
歩けば歩くほど、いろいろな発見があるフィールド探索は、かなり楽しいです。
クエストナビが解禁になってからは特に、あちこちに歩き回りたくなりました。
目的地に着くまでは自由に探索できるので、ついつい色々なところへ行きたくなります。
今作にはフォトモードはありませんが、画面表示されるアイコンやウインドウなどはオプションで全て消せます。
気に入ったロケーションはそうして撮影するとGOOD。
また「強敵」という、場違いに強力な悪魔がいる場合もあります。
探索にメリハリがあり、緊張感も感じられて好きな要素です。
その他の良い点
- 何が正解とも言い切れない、考えさせられるシナリオ
- 雰囲気に合った音楽
- 神意と写せ身によって自由度の増した成長要素
- 遺品の説明文がおもしろい
- クエストナビがカワイイ
- ほとんど全ての敵やボスに弱点があり、ボスにも状態異常が効くバランス
不満点
所持数制限
アイテムにはそれぞれ所持数制限があります。
その中の「写せ身」という、悪魔の能力を主人公や仲魔に移せるアイテムは、各種1つしか持てません。
戦闘でも手に入るため、比較的手に入りやすいものだとは思います。
ですが所持数制限があるので、2個め以降は無駄になってしまいます。
宝箱から出た場合は、拾うことができなくなります。
欲しい場合はいったん龍穴まで戻り、写せ身を消費してから再度行く必要があります。
もったいなく感じてしまいます。
写せ身の所持数制限は、1でなくても良かったのにと思いました。
ゲームバランス的にしょうがないですが・・・、例えば持てなかったアイテムが一時的に保管される「倉庫」のようなシステムがあると気が楽だったかもしれません。
動画の撮影ができない
今作はスクリーンショットは撮れますが、動画は撮れません。
どのシーンでも同じです。
地図がみづらい
広く立体的になった今作のフィールドですが、地図は平面。
どこがどう繋がっているのか、よくわからず迷うこともしばしば。
「探索しがいがある」とも言えますが、通った場所の地図はもう少しわかりやすくしてほしかったです。
一度行った場所でも、再び訪れるのは難しいのですよ・・・。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約80時間(1周クリア時点) |
購入した追加コンテンツ | DLC Bundle |
購入した関連本 | 悪魔真鑑(限定版「禁断のナホビノBOX」) |
所持しているサウンドトラック | ミニサントラ(限定版「禁断のナホビノBOX」) |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
真・女神転生(PS) 真・女神転生II(SFC 、PS、GBA) 真・女神転生if...(PS) 真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス(PS2) 真・女神転生III-NOCTURNE マニアクスクロニクルエディション(PS2) 真・女神転生 STRANGE JOURNEY(DS) 真・女神転生IV(3DS) 真・女神転生Ⅳ FINAL(3DS) 真・女神転生 SYNCHRONICITY PROLOGUE(PC) 真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY(3DS) 真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER(PS4) |
『真・女神転生Ⅴ』の総合評価・レビュー
ついに発売となった『真・女神転生Ⅴ』。
メガテンらしさを大事にしつつ、あらゆる面でパワーアップした作品だと感じました。
次はどのルートにしようかな?
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
今作の一番の魅力は「悪魔」だと思いました。
- とてもなめらかに動くモーション。
- 専用スキルの演出。
- リアルな大きさ。
- イベントでのキャラクター性。
など、今までは感じなかったキャラクターの魅力をあたらめて感じました。
-
『真・女神転生Ⅴ』感想【ゲーマー夫婦の「ゲーム茶話会」】【週刊アトラス】
ゲーマー夫婦が、あるゲームやテーマについてがっつりダベる「ゲーム茶話会」。今回は『真・女神転生Ⅴ』について。ストーリーに関することや、好きな悪魔など。夫婦それぞれの最終仲魔もご紹介。ネタバレありです!
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【アイロンビーズで作ってみた】ナホビノ 『真・女神転生Ⅴ』
アイロンビーズ(パーラービーズ)で作成した、ニンテンドースイッチ『真・女神転生Ⅴ』のキャラクターを図案と共に公開します。
「おまけ」御魂の倒し方
稼ぎ系DLCを適用することで大量に出現する御魂系悪魔。
通常の状態でもまれに出現する、ボーナス悪魔です。
倒すことで稼げるアイテムを落としますが、「有効になる属性が毎回変わる」「すぐ逃げる」といった具合に、倒すのが難しい悪魔です。
そこで、序盤における御魂の倒し方を記載します。
step
1「万里の眼鏡」を買う
ギュスターヴの店で「万里の眼鏡」を購入します。
100マッカで売っているので、お財布と相談していくつか買っておきましょう。
step
2属性スキルをそろえる
火、氷、雷、風、光、闇。
パーティー内で、これらの属性スキルが欠けることがないようにします。
ギュスターヴの店で「○○の小秘石」「○○の秘石」というアイテムを購入することで代用もできます。
仲魔のレベルが低いと倒しきれないこともあるので、できるだけ主戦力の仲魔に攻撃してもらいましょう。
step
3御魂に「万里の眼鏡」を使う
運よく御魂に遭遇したら、「万里の眼鏡」を使って有効な属性を調べましょう。
あとは「次へ回す」などを活用して有効属性を持っている仲魔に順番を回して撃破します。
終盤、貫通スキルなどが揃うと対策は変わりますが、序盤はこの方法で良いかと思います。